少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
航空宇宙博物館を後にしてナショナルギャラリーへ。
事前調査が不十分で、そんなにたくさんの美術品は見られないだろうな~、とか思いながらなめてかかったら萌え殺された。館内案内を少し見ただけでオーディオガイドをレンタルすることを決意。

館内はそんなに人が多いわけでもなく、というよりも閑散としていて、ゆっくりと回ることができた。そして、普通にダ・ヴィンチの絵が飾ってあったりしてかなり驚く。ここでは人だかりという言葉自体が無縁。これぞ美術館というものだよね。


The Alba Madonna
【The Alba Madonna / Raphael】
ラファエロの絵は6~7枚ありました。その中でもこれは別格。奥行きのある構図、柔和な表情、やや淡い色調。オーディオガイドでは聖母の子供を包み込むような格好にも言及されていた。確かに。リラックスした姿勢から、左手に本を持ちつつ、伸ばした右手で二人の子供を抱え込むようにしている。これだけで、聖母が二人の子供を慈しんでいるのがわかり、且つ絵全体に穏やかな雰囲気を持たせている。
見た瞬間は綺麗な絵だな~という感想しかなかったけれど、見れば見るほど細部まで精密に描かれているのが分かり、全体が調和しているのを感じます。今、このエントリを書きながら改めて写真を眺めていても飽きない。ラファエロの力を思い知る作品でした。


The Repentant Magdalene_1 The Repentant Magdalene_2
【The Repentant Magdalene / Georges de La Tour】
「マグダラのマリア」と呼ばれる作品。薄暗い部屋で物思いに耽るマリア。見た瞬間に衝撃が走りました。
左手で頭蓋骨に触れながら、彼女は何を考えるのか。左側に置かれた鏡に反射して、ロウソクに照らされた頭蓋骨を見ることができる。この少し不気味な、妖しい雰囲気に呑み込まれるように見入ってしまった。絵全体に比して顔の位置が高すぎるような気もするが、ロウソクの明かりを中心に据えて下半分を暗闇で覆うことでバランスが保たれているような気もする。写真で見ると館内の光が反射して白く見えてしまうけれど、暗い雰囲気の中で見ると浮かび上がるように見えて、とても綺麗でした。

余談ながらカメラの露出を低くすればよかったと後悔。この後、色々写真を撮っている内に明るく写ってしまうと雰囲気が出ないことに気がつき色々調整をしましたが、この時は露出 +0 でした。美術館ではデフォルトで露出 -0.7 くらいが丁度良い感じがします。もちろん館内照明や絵の雰囲気にもよりますが。


ひと休み
【鑑賞中(休憩中?)の老婦人】
ちょっとひと休み。


死神三昧
【死神三昧】
部屋中至る所から死神が現れている今にも死にそうなベッドの上の男性。絵自体の奥行きとか、バランスにかなり違和感を感じる。面白い絵だなと思ったので掲載。作者・作品名ともに失念。


Portrait of a Young Woman in White
【Portrait of a Young Woman in White / Jacques-Louis David】
ルーブルで「ナポレオンの戴冠式」を見て以来、ルイ・ダヴィッドの大ファンになりました。
この絵自体はそんなに強く印象に残る感じでもないのですが、視線を外して少し上を見上げる表情、白い服、豊かな胸、透ける乳首にエロチシズムを感じ、掲載に至りました。ダヴィッドのファンということもありますが、基本的に女性を描いた絵は好きです。撮影した写真を見返してみても裸の女性が大半という私の美術館フォルダ。あくまで美ですよ美。でもこの絵はエロチックさもあって好き。


航空宇宙博物館の機械メインの世界から、絵画・彫刻の世界への短時間での移動は違和感を覚えそうなものだが、どちらも人類が創り出したものであることに変わりはなく、時間を逆行するようではあったけれど、違和感はなかった。どちらにも共通するのは芸術であり、技術であると思う。

印象派以降の絵画も多数あり、予想以上に楽しかったナショナルギャラリーでした。



さて、お次は国立自然史博物館へ。
先ほど人類が創り出したもの、というコメントしましたが、こちらは人類の手によらない、自然が創りだしたものの博物館。う~ん、まさに博物館三昧。


この博物館では自然史に関わるあらゆるものを扱っており、その範囲は地球の起源から現在までに起こったあらゆる自然現象によってもたらされたもの全てが含まれている。もちろん生物も然り、海洋起源の原生生物から古生物、恐竜、近代の生物まで、どれだけ網羅しているのかと驚く。全て見ようと思ったら一日ではとても回りきれない。

こちらでもたくさんの写真を撮りましたが、ちょっと厳選して二つの球を。


パンゲアのデモ
【プレートテクトニクスのデモ】
100年ほど前にアルフレッド・ウェゲナーが提唱した大陸移動説。当時は一笑に付されたこの説も、今ではプレートテクトニクスとして多くの学者に支持されている。
このデモは、中央に置かれた風船のようなボールへプロジェクタで映像を投影し、どのようにパンゲアから現在の大陸が造られたのかを分かりやすく解説していた(もちろん英語なので私は映像で理解した)。真剣に聞いている子どもが多かったので、少し嬉しかった。
面白かったのは、このデモは館内の通路の途中でやっていて、横を多くの人が通っていたこと。日本であれば仕切られた部屋を作って数分おきに上映するような形式をとるのではないだろうか。人通りがあるので気になるという人もいるだろうけれど、通りがかる人みんなが思い思いに見られるというのは良いシステムではないかな。かく言う私も通りすがりで途中から楽しんだというわけです。


水晶玉
【242,323カラットの水晶玉】
おお!これは楽しい!とばかりに、かぶりつきで覗き込んでしまいました。ガラス玉じゃないかと思い(失礼!)、複屈折が見られないか必死に色々な角度で覗き込むも、残念ながらわからなかった。もしかしたらホントにガラス玉かもしれない(ホントに失礼)。
冗談はおいといて、この水晶玉に続く岩石・鉱物のコーナーは専門で少し学んでいたこともあり、興奮するというよりも懐かしい感じでした。


この博物館は見所が多くホントに楽しい。感動というよりは勉強になることが多く、子どもを連れて是非遊びに行きたいところだ。


以上でDCの博物館巡りは終了。何れも個性的で楽しいところばかり。大満足でした。驚いたのは、これほどの展示内容でありながら、全ての博物館が入館無料ということ。言葉もありません。感慨無量。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://donmatahachi.blog21.fc2.com/tb.php/351-8bbf32b0

またはち

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。