少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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最近はワイン会ばっかりで、スクールとかから離れていましたが、久しぶりにセミナーに行って参りました。
今回はシャンパーニュセミナー。シャンパーニュにはまっているわけではないけれど、先日Twitterでワイン繋がりでフォローしたwinegrooveさん(ブログはこちら)が主催されているので、これもなにかの縁と思い即決申込み。あと先日ワイン仲間となぜワイン会にシャンパーニュを持ってくることが少ないのか?ということについて考えたことがあり、その時の結論は知識が足りない、ということでした。そのため、もう少しシャンパーニュについて見識を広めたいという思いもありました。


会場に着くと、既にテイスティンググラスと講義用資料が並べられておりました。この雰囲気、久しぶりです。
講師に現れたのはワイン評論家の田中克幸氏。失礼ながら初めて知りました。ワイン雑誌を読むわけでもないので、私が知っているのワイン業界の方はADVの講師陣(それも一部)くらい。略歴を読みながら、どんな方なのかちょっと楽しみになってきました。

で、講義ははじめからかなり飛ばしてました。
このセミナーのレベルが見えないのが怖いところで、参加者の皆さんはどれくらいの知識をもっているのかがわからない。そして、田中氏は「ある程度知識を持っている方」が参加している前提で話し始められました。

実はWebで比較試飲セミナーというのを読んで、終始和やかな雰囲気で談笑しながらのんびりシャンパーニュ談義でもするのかな、と思っていましたがとんでもない。突っ込んだ質問がバシバシ飛んできます。
例えば、シャンパーニュには二種類あり、太いものと細いものがある。その二種類を決定づける要素はなにか?はい、そこのあなた!

はて?なんだっけ~?

って感じでした。常識的なものから、なるほどと思うものまで回答は色々。その詳細な回答は割愛しますが、久しぶりに「MLF」って言葉を聞きました。本格的なのでちょっと笑った。

最初は意表を突かれましたが、却ってエンジンがかかる感じで、その後の時間はとても楽しいものでした。以前に勉強した知識を総動員して、常に頭フル回転で思い出したり、考えたり。刺激的でした。

今回はグランクリュというところに焦点をあてています。シャンパーニュってブランド買いし勝ちで、グランクリュとか生産地区とかほとんど気にしないですよね。思い返すと過去に飲んだシャンパーニュを思い出しても全部ブランドと生産者の名称しか憶えていないことに気がつく。ブルゴーニュやボルドーではあんなに気にするのにシャンパーニュでは気にしないのはなぜ?
アッサンブラージュしてるからとか、味わいにそんなに違いがないという先入観があったりとか、理由は色々ありそうです。でも、シャンパーニュはグランクリュによって明確な個性があるのです!ということが分かりました。


【ワインリスト】※winegrooveさんのblogより
1)クラマン / Blanc de Blancs 2005〈Bonnaire〉
2)アヴィーズ / Cuvee des Caudalies Blanc de Blancs NV〈De Souza〉
3)オジェ / Terres de Noel Blanc de Blancs 2004〈Jean Milan〉
4)ル・メニル・シュール・オジェ / Grand Cuvee Blanc de Blancs 2004〈Robert Moncuit〉
5)アイ / Noirs d'Ay NV〈Gosset-Brabant〉
6)マイイ / Blanc de Noirs NV〈Mailly〉
7)ヴェルズネイ / Grande Reserve Blanc de Noir NV〈Jacques Rousseaux〉
8)ブジー / Blanc de Noir NV〈Benoit Lahaye〉
9)アンボネイ / Vintage Rose 2003〈Marguet〉

これは当日テイスティングしたワインリストです。1~4がブラン・ド・ブラン。5~9がブラン・ド・ノワールです。カタカナで書かれているのがグランクリュです。私はアイしか知らなかった(それはそれでセミナー以前に恥ずかしい)。

これらは畑の位置や斜面の向きによって、それぞれに明確な個性があるので、グランクリュを知ることで味わいの方向性が推測できるのです。シャンパーニュ初心者の私はそこまで明確に区別できるわけでもなく、あくまで田中氏の受け売りです。でも味わいの方向性は何となく分かりました。

お薦めはヴェルズネイ(Verzenay)とアイ(Ay)のようなので、これから購入する際には注意してみよう。といっても年間3本くらいしか買わないシャンパーニュなのでしっかり憶えておかないといけないな~。

ブラン・ド・ブランのテイスティングの後に、グラスに残っているシャンパーニュを混ぜて美味しいものをつくろうという提案があり、そんなことしてよいのか?という多少背徳信のようなものを感じながら混ぜてみると、恐ろしく不味いシャンパーニュができあがった。シャンパーニュのアッサンブラージュの割合を決める人は、神の如き舌を持つ達人ばかりらしいが、その世界が少し分かった気がする。ちなみに混ぜる順番によっても味わいが変わるのには驚いた。プライベートでは絶対できないことなので、これは楽しかった。


1時間半のセミナーもあっという間。最後は時間を延長して質問タイムがあり、色々質問が飛び交い興味深かった。
私はシャンパーニュが食前酒という先入観をもっていたので、それについて質問したら、シャンパーニュは食後酒であると言い切られた。それは宮廷料理の順番でもそうなっているそうで、確かに無根拠にシャンパーニュは食前酒と思い込んでいたことに気がつく。
シャンパーニュって結構強いお酒で、クリュッグとかペリエ・ジュエ、ジャック・セロスを飲んだ時は、果実味の凝縮感が強く、これと料理を合わせるのか?という疑問があった。それだけで飲むのが一番ではないかと考えていたので、その回答が得られた気がする。

話は逸れるけど、これはシャンパーニュにだけ言えることではなく、そもそもワインって食中酒と食後酒に明確に分かれている気がする。ワインと料理のマリアージュというのは、味を壊さない最低限のラインのことであって、そこに無遠慮に相性が良いからといって高級ワインを持ってきても、アンバランスになりがちで、ワインの印象が強すぎて料理の味が消えてしまう、極端に言えば記憶に残らないのではないだろうか。
こんなことは常識なのかもしれないけれど、最近レストランに行く機会が多くなってきたので、こういうところに興味をもって楽しみたいな、なんてことを考えました。

あと、ワインは立てて保管すべし。というお話しも興味深かった。まあ、これまた誰に教わったわけでもないけれど、セラーが横置きだから、とかシャトーのカーヴでも横置きしてるから保管は横なのかなと思っていました。当然疑問が湧くので聞いてみると、横置きでは常に液面がコルクに当たっている状態にあるため、ブショネが発生した際にコルクからワインに臭いが移ってしまうらしい。これが縦置きであればコルクと液面は離れているので、ワインがブショネから救われるということだ。
なるほど!と早速実践しようかと思いましたが、さてどうやって縦置きで保管すれば良いのだろうか。我が家の横置き専用ミニセラーでは当然縦置きなんてできない。これはセラーを横置きにするしかないな~。


※3/2訂正
上記の“ワインは立てて保管すべし”の下りを読まれた田中氏より、winegrooveさんを通してご指摘を頂きましたので、以下掲載致します。

『コルクは想像以上に弾力性が保たれるもので、十年くらい瓶を立てておいても自宅での実験によれば液面の低下はあまりない。そして、ワインとコルクが接していないから、コルクの味もワインに移らない。
コルクはワインの酸によって劣化するのではないか?という疑問があり、酸に触れていなければコルクも長持ちする気がする。以前に立てておいたワインをあけたら、コルクはブショネだったのにワインは健全だったという経験がある。

「立てておけば、ブショネにならない」というのではなく、こういう1本の経験があり、だから、立てて保存することをおすすめします』

ということでした。私の解釈が一部、というか大分誤っており誤解を招く可能性がありましたので、ブログの原文を残しつつ、上記田中氏のご指摘にて訂正させて頂きます。



久しぶりのセミナーだったので、ついつい長々と書いてしまった。
ワインを楽しく飲むのも良いけれど、定期的にこういうセミナーに参加して新しい知識を入手するのも刺激があって良いですね。折角ここまで好きなお酒なのだから少しでも美味しく飲みたいし、多くのことを知りたいですね。

いや~、勉強になりました。

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