少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ご縁あって昨年11月にロオジエ、昨日にカンテサンスと、ミシュラン東京ガイドで言うところの三つ星レストランへ行く機会に恵まれました。一つ星にも二つ星にも行ったことないのにいきなり三つ星。。。分相応という言葉を文字通り解釈するなら辞退してもよいくらいですが、何事も経験であり、今を逃して再び行く機会に恵まれるか、といえばそれは神のみぞ知る闇の中。行けるうちに行っておかなければきっと後悔する!と思い、清水の舞台から飛び降りる気持ちで行って参りました。(明らかに誤用ですが、お値段がお値段なので、まあこんな気持ちです)

☆☆☆ L'osier / ロオジエ( http://www.shiseido.co.jp/losier/
ドレスコードがあるので、当日はスーツを着用。ただ、勝手が分からないので、ネクタイは締めた方がよいのか?など基本的な質問を皆さんに投げかけながら指南を頂く。(結果的にジャケットを着ていればフォーマルでなくてもよいのでは、というところに落ち着きノータイにしました。ポケットチーフも検討しましたが、そもそも持っていないし、折り方も分からないので断念)
コースはスタンダードと思われる\19,000のディナーコースにして、ワインはADV(http://www.adv.gr.jp/)で講師をされている中本氏にセレクトをして頂きました。

コース料理はアミューズなどを含めて6品。珍しい食材があったり、綺麗に盛りつけられていたりと全体を通して楽しめました。でも、こういう食べ方があるのか、とか、こういう味になるんだ、といった驚きはあれど、これは美味しい!と驚愕するほどのものはありませんでした。(あくまで料理の素人が言う正直な感想ですので悪しからず)
私にはまだ早かったのかな~と思ったものです。
ただ、食後のデザートは種類も豊富で、特にアイスが美味しかった(おかわりしちゃいました)。ロオジエのデザートが楽しみ、という方がいらっしゃるのも頷けます。

料理はそんな感じでしたが、それぞれの料理に合わせて供されたワインには驚きました。

【ワインリスト】※順番はやや曖昧
1. Champagne: Pierre Peters Brut Blanc de Blancs Grand Cru NV
2. Champagne: Christian Busin Brut Cuvee Trinite NV
3. Blanc: Huber Bruner Veltliner Berg (Austria)
4. Blanc: Crios de Susana Balbo Torrontes 2008 (Argentina)
5. Blanc: Cour-Cheverny / La Domaine du Moulin Les Acacias 2006 (Loire)
6. Blanc: Corton-Charlemagne / Louis Latour 1988
7. Rouge: Charmes-Chambertin / Armand Rousseau 1988
8. Rouge: Chateau Latour 1986
9. Rouge: Cote-Rotie La Landonne / E.Guigal 1997
10.Blanc: Noe Pedro Ximenez Muy Viejo (Spain)
11.Blanc: Clos Saint-Theobald Grand Cru Rangen Tokay Pinot Gris 2001 (Alsace)
12.Blanc: Vidal Icewine / Konzelmann Estate Winery 2007 (Canada)

なんと全部で12種類のワインを頂き、中にはブルゴーニュグランクリュと5大シャトーの名が…。こんなに良いワインをまさか三つ星で飲むことができるとは思っていなかったのでテンション上がりまくりでした。
その中でも6番のルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ'88は、すごく綺麗に熟成されていて、全然色褪せていない、そして、透き通るような透明感のある味わいで、今さらですが2009年に飲んだ白ワインの中でもダントツの美味しさでした。もう一回飲みたい!
9番のコート・ロティもとても美味しかった。ローヌのワインってパワフル&スパイシーなイメージだけど、これはとても繊細で、複雑ながらも強く主張してくるでもなく、いつまでも余韻を楽しんでいたい感じ。シラーに対する見方・考え方が変わってきます。ギガルすげー!の一言。

料理についてはまだ私の舌が追いついていないのか絶品とまではいきませんでしたが、供されたワインはとても素晴らしく、中本氏に選んで頂いてよかった思いました。
気になるお会計は\45,000(くらいだったと思う。正確な金額忘れちゃった)。料理は\19,000なので、ワインは\26,000。
ここは三つ星のレストランです。それなのにワインのこの価格は驚異的ですよね。どうやったらこんなに良心的な価格になるのだろうか。

ちなみにお店の雰囲気はというと、今回は10名で個室にして頂いたので他のお客との接触は一切無し。しっかり分けられた空間だったので、どれだけの人が居たのかどうかも分からない。お手洗いに立つ時もギャルソンが常に気を配っているので、かち合わないようになっている。今まで訪問したお店の中でこんなにストレスを感じずに食事できたのは初めてでした。とても素晴らしいと思う。
食後には飲んだワインのエチケットを全て取って頂き、さらに全員分のカラーコピーまでして頂きました。

サービス精神という名の下にまさに至れり尽くせりで、今回そういうことを経験できたことは、料理やワイン以上に重要なことだと思う。サービスとは何なのか、気配りとは何なのか、身をもって経験したことにより新しい視点でみることができるようになりました。


さて、長くなってきましたが昨日行って参りましたカンテサンスへ続きます。

☆☆☆ Quintessence / カンテサンス ( http://www.quintessence.jp/ )
ドレスコードは無いのですが、服装を考えるのも面倒なので(そもそもスーツ以外にそんな良い服を持っていない)、ノータイスーツにてご訪問。未熟者ゆえ今回もポケットチーフ無し。しかし30歳になったし、そろそろそういうものにも手を出しておかないとな~。
カンテサンスも予約を取りづらいことで有名ですが(ちなみにロオジエの時は私が電話をかけまくって予約を取り付けました。自分偉い!)、今回は上野さんのお取り計らいで実現しました。感謝感謝です。
コースは16,800円の一種類しかなく、それぞれのお客に合ったものを岸田シェフが検討して決めているそうです。

料理はデザートも含めて全13品。カンテサンスといえば岸田シェフの料理らしいので今回はかなり期待しています。事前情報でワインはやや高め(というかこの手のレストランでは普通の価格のようですが)と聞いていたので、ロオジエのようなワインは頂けない可能性があると思い、料理重視態勢で臨みました。

さて、その噂の料理の感想はと言いますと、この世の終わりが来たかと思うほど美味しかった。
微妙な表現ですが私にとって最大の賛辞です。紛れもなく、またはち史上最高の料理でした。全体を通して味わいに疑問を感じるようなこともなく、ストレートに美味しいと思えるものばかり。特にブーダンのタルトとフォワグラはまさに絶品でした。その他の品についても、それだけで勝負できるのではないのかと思うほどの料理の数々。カンテサンスの意味は「神髄」。まさしく料理の神髄を堪能しました。

そんな美味しい料理と合わせて供されたワインはこちら。全て事前にソムリエに選んで頂いたものです。

【ワインリスト】※頂いたワインリストより
1. Champagne: Agrapart & Fils "Les 7 Crus" NV / Avize
2. Blanc: Gruner Veltliner 2008 / Geyerhof
3. Blanc: Clos Floridene 2007 / Graves
4. Blanc: Cassis 2008 / Domaine du Paternel
5. Blanc: Gewurtztraminer S.G.N 2000 / Schlumberger
6. Blanc: Meursault 1999 / Pierre Morey
7. Rouge: Gevrey Chambertin "Combe du Dessus" 2000 / Denis Mortet
8: Blanc: Chateau-Chalon 2000 / JURA

全部で8種類。最後のシャトー・シャロンはソムリエからの好意で頂いたヴァン・ジョーヌ。ブラインドで出されましたが見事にハズレ。ちなみに同席したWE保持者3名は全員一致で見事的中。WE保持者の力を思い知りました。でもこれで今年のWE試験でヴァン・ジョーヌが出たら外さない。たぶん。。。

供されたワインに特級は無いですが、料理に合わせるという意味で良いものが選択されていたと思います。料理の味わいを超えるようなことはなく、常に脇役としてそこに居る、という感じでしょうか。印象に残るわけではないけれど、料理との相性に疑問を感じることがない(ストレスを感じない)ので、料理をさらに美味しく印象づけてくれたような気がします。

さて、気になるお会計ですが、事前に皆さんと相談して、ワインはロオジエと同じくらいの\25,000の予算でソムリエに選んで頂きました。同じような予算ですので、単純比較をすればこれが両レストランのワインの価格に差になります。(こういう比較をするのは無粋/無意味というものですが、あくまで参考に)
カンテサンスの方がワインの種類が少ないですが、こちらでは1種類につき2本用意して頂いている(甘口ワインなど一部は除く)ので、トータルの本数としてはロオジエと同じです。
この価格に対しては、正直高いとも安いとも思いません。比較する対象が上記の2つのレストランでは何とも言えないですね。もう少し色々なレストランに行ったら分かってくるのでしょう。ワインの価格をどこに設定するかは、その利益をお店のサービスの中のどこに配分するかによって決まってくるものと思います。そこで暴利を貪っているようであれば三つ星は取れないと思いますし、そのような印象は微塵も感じませんでした。それだけのサービスをして頂いていますし、料理に至っては安すぎるとさえ感じます。

まだまだひよっこのくせに何を言うか!というような戯れ言になってしまいましたが、ワインの価格なんかでは計れない、素晴らしい時間を過ごすことができました。ミシュランの評価云々よりも私の中で十分三つ星です。

ちなみにお店の雰囲気はというと、今回は10名でメインダイニングでの食事となったため、他のお客と同じ空間になり、それなりに歓談する声は聞こえてきますが、気にならない感じでした。こればかりはお客との相互マナーになりますので、何とも言えませんが、十分大きなスペースがあるのでストレスは感じないですね。ストレスという意味で、強いて挙げるならお手洗いが少し狭く感じたくらいかな。
最後には岸田シェフが見送りに出てきて、当日のメニューにサインをして頂きました。私からのつまらない質問にも答えて頂き、とても気さくな感じでした。こういうおもてなし?も再訪したいという気持ちを強くさせます。でも想像以上に若い方で驚きました。以前はお休みの日などはビリヤードを趣味にされていたそうですが(私と同じ!)、現在は止めており、料理の修行に専念されているということでした。今でも十分美味しいのに、さらに美味しい料理を研究されているなんて、これからも楽しみです。

私には完全に背伸びした価格ゆえ、ちょこちょこ行くというわけにはいきませんが、是非また訪問したい。ワイン至上主義で料理はその次、というくらい美食オンチな私ですが、カンテサンスには完全にやられました。料理に高いお金を払うくらいならその分ワインを飲みたい!という今までの考えを、改めさせてくれる料理でした。今までの考えを恥じるとともに、岸田シェフとその料理に謝罪したいくらいです。
何度も繰り返しすぎていい加減鬱陶しいですが、ホントにホントに素晴らしい料理でした。



相変わらずダラダラ長々と書いてしまいました。
この2つのレストランが全てではなく、また、この2つのレストランを比較することもアホみたいなことですが、一つの記事にまとめてみました。
ロオジエは料理もワインのエチケットも写真はありますが、カンテサンスは料理の撮影は禁止されているため、なんとなく今回は写真の掲載無しにしました。

計10万円を支払っての今回のワイン会。それだけ支払う価値が十分にあったとはいえ、もちろん安くなんてないです。かなり気合いを入れて色々勉強しようという意識で臨んでいるため、レストランとしての楽しみ方ができたかは不明。
冒頭に書いたように、先の事なんて神のみぞ知る闇の中。再訪する機会があるか分からないけど、次回はもう少し落ち着いて色々みえてくるような気がする。小心者の私はやっぱりギャルソンに椅子を引いてもらうのにも緊張しちゃうので、視界は狭かったかと。。。


何はともあれ、またはちは☆を6つ獲得しました。大きく成長しましたよ。
ADVで皆さんと知り合えて本当に良かったと改めて思う。私のようなド素人にご一緒して頂いた皆様に感謝感謝です。これからもまたみんなで美味しいワインと料理を楽しんでいきたいですね。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://donmatahachi.blog21.fc2.com/tb.php/332-ea52d74e

またはち

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。