少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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僕がワイナリーをつくった理由僕がワイナリーをつくった理由
(2009/06/19)
落 希一郎

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成毛眞氏の本にて紹介されていた一冊。相変わらず成毛氏の紹介する本は外さない。
カテゴリーとしてワインとするか、ビジネスとするか、または自己啓発とするか悩んだけれど、結果的にワインに分類。正しくはビジネスになると思うが、そんなことを悩んでしまうくらい濃い内容であった。

新潟にあるワイナリー「カーブドッチ」のオーナーである落氏による、立ち上げから発展を描いた半自伝的な内容。
著作を発表されているくらいなので、現在ワイナリーは大きく発展を遂げているが、本書は単なる成功譚では終わらない。落氏が本書で訴えたいことは、生産地詐称ともとれるワインが堂々と罷り通っている、日本産ワインに対する危惧です。
海外から輸入したブドウ果汁を国内で樽またはタンクで発酵させて造ったワイン、または直接ワインの液体を輸入して瓶詰めしたワインは、国産ワインと名乗れるのが日本の現状。この事実は意外と知られていない。私も2年くらい前に何かの本で知った時には驚いたもので、それ以来スーパーなどに並んでいる国産ワインを購入することはなくなった。
日本にはフランスのAOC(原産地呼称制度)の様な法が無いため、生産地に関する記載義務などはもちろん無い(一部自治体では独自で導入する動きはあるらしい)。そのため上記のような詐欺紛いのワインが堂々と売られている。食材などは生産地表示義務(最近では農家まで記載されているものがあるほど)があるのに、ワインはなぜないのか?まぁそんな気にするほどのことではない、と考えているのが今の政府でしょう。
だからといって政府に訴えたところで、大手企業が参入していることでもあるし、問題が発生しているわけでもないので、動かすことはできないでしょう。

そこで、落氏は「日本ワイン醸造家協議会」(仮称)なるものを立ち上げ、輸入したワイン・果汁を一切使用しない純粋な国産ワインを造ろうという動きを始めるようです。これは楽しみです。国産ワインのアイデンティティが確立されることになれば、新規参入のワイナリーも多くなるかもしれません。既に落氏は後継者育成として、ワイナリー経営塾を開講し、醸造家を世に送り出している。素晴らしい活動だと思う。
次回新潟へ行く際にはカーブドッチに足を運びたいと思う。レストランもあるようなので。

ところで、上記の協議会は2009年5月立ち上げ予定のようですがググっても引っかからない。名称は何に決まったのでしょうかね?

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またはち

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