少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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ワインを飲むようになった頃より、私には一つの目標がありました。それは、自分の生まれ年のワインを飲むこと。即ち1979ヴィンテージのワインを飲むことです。
いつかは飲みたいな~、なんて漠然とした思いでしたが、今年ワインスクールに通ってワインの世界を知り、たくさんのワイン仲間ができ、奇しくも三十路突入という、ある意味条件が揃ってしまったこともあり、誕生日に飲んじゃうことにしました。
でも、一人で飲むのも寂しいので、Step1の皆様にお声がけしてみました。遠回しに言っておりますが、要はまたはちのお祝いをしませんか?というお誘いメールを送ったという何とも恥ずかしいお話しでございます。

というわけで、先日無事に三十路を迎えた私をStep1の皆様がお祝いしてくれました。多くの方にお集まりを頂き嬉しい限りでございました。
誕生日を祝うなんて学生の時以来。久しぶりのことに嬉しいのはもちろんですが、ちょっと緊張します。裏人生では英国出身の私は標準装備であるスーツ着用で臨みました。自分と同じ年のワインを飲むのですから、そのワインへの敬意も含めてね。


会場はビストロ・ヌガ以前のワイン会で97%以上の記憶を失っていた場所です。辛うじて記憶のあるピンクの象さんに再びお会いでき、妙に懐かしく思いました。記憶無いのに不思議。

さてさて、メンバも集まってきたところで早速乾杯です。誕生日を迎えた瞬間からお酒は断っておりましたので、このワインが三十路第一号のお酒になります。
むらお氏より乾杯のシャンパーニュが振る舞われ、何かな~、と思いながら銘柄も確認せずに飲んでみる(ここら辺、地味に緊張しているのが窺えます)

おお!果実味に溢れる感じで、香りも豊かで美味しい。しかも泡がすごくきめ細かくて、舌当たりが今までのシャンパーニュと違う。何でしょうこれは??

Dom Perignon Vintage 2000
【Dom Perignon Vintage 2000】
ど~ん!!
な、なんとドン・ペリニヨンではないですか。しかもミレジメ。
銘柄も確認せずに飲んだのか~!とまずは皆様に叱咤されましたが、以前にむらお氏と誕生日にはドンペリを持っていく、と約束したことがあり、その男の約束を守るべく本日持参されたとのことでした。
はて?そんなことあったっけな~、と私の記憶が完全にロスッておりました。なんて罰当たりな男でしょう。この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。ごめんなさい。でも、すごく嬉しく、すごく美味しい初ドンペリでございました。三十路第一号の記念ワインとしてまたはち自伝(刊行未定)に書き記したいと思います。

お次は今回のワイン会を取り纏め頂きましたHさんの持ち込みワインです。

Bildstoeckle Gewurztraminer Reserve 2001 Alsace
【Bildstoeckle Gewurztraminer Reserve 2001 Alsace】
超久しぶりのゲヴェルツトラミネール。Step1の授業でテイスティングして以来ではないだろうか?
ゲヴェルツの特徴ともいえるライチ香がほんのりとあり、冷涼な気候を想像させながらも甘い印象を受ける。味わいはちょい辛口で、サラダとの相性がよかった。アルザスというとどうしてもリースリングに偏り勝ちで、滅多に口にする機会がないので、身近ながら貴重な経験でした。


お次はお店のワインリストから私が選びました。

Puligny-Montrachet Premier Cru
【Puligny-Montrachet Premier Cru "Les Folatieres" 2006 / Alain Chavy】
白をもう一本いっちゃおうということで、以前の肉食ワイン会でとても美味しかったピュリニー・モンラッシェにしました。
あまり派手に樽を使う印象はなく、落ち着いた味わいでした。まだそんなに酔ってはいませんでしたが、メモを取っていなかったのでちょっと記憶曖昧です。

Chambolle-Musigny
【Chambolle-Musigny "La Combe d'Orveaux" 2004 / Jean Grivot】
こちらもお店のワインから。赤一号はやはりブルゴーニュだなと思いワインリストを眺めていると、ジャン・グリボの名が目に入ったので選びました。まだブログにアップしていませんが、先日同じ生産者の「Vosne-Romanee 1er Cru "Les Rouges" 2000」を飲んだ時にすごく美味しかったので、他の畑も飲んでみたいと思っておりました。
ブログを読み返すとエルヴェ・シゴージョルジュ・ルーミエローラン・ルーミエジョセフ・ドルーアンと、シャンボール・ミュジニーは結構飲んでいます。ブルゴーニュではジュヴレ・シャンベルタンに次いで多いかな。
香りは果実味の裏にほのかな樽と、湿った土やトリュフを思わせる森系の香りがある。味わいは酸味高くタンニンは控えめ。複雑な印象もあり、なかなかだと思います。シャンボール・ミュジニー大使のショコラさんからも美味しいとのコメント頂き一安心。


さ、ここでいよいよ本日のメインイベントであります1979ヴィンテージワインの登場です。
ここまで銘柄を伏せておりましたが、そのワインとはこちらでございます!


Chateau Lafite Rothschild 1979
【Chateau Lafite Rothschild 1979】
すみません。当日うっかり撮り忘れてしまったので、購入した時に撮っておいた写真です。
ま、それは置いといて、30年の長期熟成をものともせずに耐えうるワインとして、そして五大シャトーの筆頭にも挙げられ、まさに三十路突入に相応しいワインとして、シャトー・ラフィットの登場です。奮発しちゃいました。
さすがにこれだけの熟成だと澱が多いため、3週間くらい前に店に持ち込んで保管をお願いし、澱を落ち着かせておきました。抜栓するまでブショネが心配でしたが、パニエに入って運ばれてきた時は、取りあえずブショネは無かったということで胸をなで下ろしました。

お色気ラフィット

グラスに注がれ、手に取って眺めてみる。写真で見てもお分かりになると思いますが、とても綺麗で、ツヤがあります。縁はややレンガ色に移行していて熟成を感じさせるも、まだまだ元気なご様子。

私が生まれる2ヶ月ほど前に収穫されたブドウで造られ、今日までボトルの中で眠っていたかと思うと、感慨深いものがあります。

香りは果実味はあまり感じられず樽香もほとんどない、なめし革、獣っぽい感じ、腐葉土など、どちらかというと熟成香のみで構成されているような印象。今まであまり取ったことのない香りに溢れていて、表現に苦しむ。しかも、まだまだ閉じているようで、どことなくポテンシャルを感じる雰囲気もあります。
味わいは酸味がやや強めで、タンニンはまる~く溶け込んじゃってる感じ。ブルゴーニュワインを思わせます。なんだか香り以上に複雑な感じで、いよいよもって表現に苦しむ。正直美味しいのか美味しくないのか判断がつかない。

実はラフィット2002を先日飲む機会があり(こちらもまだブログにアップしてません)、その時は香りといい味わいといい、飲んだ瞬間に美味しい!とはっきりと思えるものでした。美味しかったワインランキング一位のウニコの時も同様。今までに知っているワインの味、という路線の延長にちゃんとあるので、ストレートに美味しさが分かるんです。
そんな先入観から飲んだせいか、あまりにも今までのワインと差があるため、美味しい基準がどっかに飛んで行っちゃいました。

色、外観、香り、味わいの印象から最高の状態にあるのは間違いない。
私にはまだ早いのか?このレベルのワインは??

しかもこのとき、実はラフィット君はまだ眠っていたのです。
時間が経つにつれて驚くべきことに香りが強くなってきたのです。30年寝てた子を起こすのにも、やはり時間が必要だったのですね。はじめの印象で感じていたポテンシャルはここで発揮されたわけです。

で、この頃になりますと、舌が慣れたのか、脳がこれは美味しいワインという指標を作ったのか分かりませんが、この何とも表現しがたい味が美味しく感じられてきます。
この感覚を以前に経験したことがあるなと思い、よくよく考えてみると似たような経験を76年のマルゴーでしておりました。私の脳も寝ていたようでこの経験をなかなか思い出せなかった。
味の路線としてはかなり近いところにあると思う。しかし、あのマルゴーとの決定的な違いは力強さ。飲んだ後の余韻と鼻孔を抜ける香りの印象が全然違う。今この瞬間でも思い出すと香りがフィードバックしてくるかのようです。

コメントが長くなりましたが、結論として美味しいワインだった、という感じです。
またはちヴィンテージゆえに過剰評価になってしまうのはやむを得ないものの、記憶に残る素晴らしいワインでした。
ヴィンテージワインというジャンルが成立するのが分かる気がします。あれから2日経ちますが、もう一度味わってみたいという思いに囚われています(たしかマルゴーの時もこんな感じでした)。
次回、何年後かにもう一度購入して楽しもうと思います。パーカーによれば1979ラフィットの飲み頃は2010年までらしいので、マグナムボトルくらいにしないといけませんね。でも、まだまだ普通のボトルでも十分楽しめそうな感じだったな~。


メインイベントは終わってしまいましたが、そこはワイン好きなStep1の皆様のこと、まだまだワイン会は続きます。

Chateau La Pointe 1998 Pomerol
【Chateau La Pointe 1998 Pomerol】
流れ的に次のワインはボルドーだったのでどっしり系を考えましたが、ラフィットが想像以上に繊細だったので、柔らかめのボルドーということでポムロルを選択。ラフィットの後ということで、このワイン君自身かなりプレッシャーを感じていたと思います。
飲んでみると驚愕。熟成期間が30年と11年ではこうも若々しく感じるものかと感動すらしました。98ヴィンテージも十分熟成を経ていると思いますが、ラフィットの後ではまるで子供。味わいよりもその差にビックリした印象が強いです。


Gigondas 2006 / Domaine Raspail-Ay
【Gigondas 2006 / Domaine Raspail-Ay】
こちらは突発企画としてブラインドで出されました。
今までの流れを無視するかのようなチャーミングな印象と、キャンディのような香りから時期的にボジョレかと思いましたが、どうも違う。ジンファンデルかなと思うも、そんなワインがここで登場するのもちょっと変。結局分からず仕舞い。正解は写真の通り、グルナッシュでした。惜しいところまでいってたけど、もうちょっと酸味高いはず、という先入観があったのでスルーしました。でもよく考えたら酸味高いのってサンジョベーゼじゃないか。


さ、宴もたけなわといったところで最後のワインです。

Chateau Pichon Longueville Comtesse De Lalande 1990
【Chateau Pichon Longueville Comtesse De Lalande 1990】
何故このワインを選んだかというと、Hさんがこのワインをベタ褒めしていたから。ワインリストで見かけた瞬間にお願いをしてしまいました。
そろそろ脳まで酔いが到達してきたため、あまりはっきりと覚えていませんが、華やかな香りと、ドッシリとした中にもまろやかなタンニンの印象が強く残っています。美味しかったという記憶があるけれど不鮮明。ああ、また酔っ払い。


ワイン会もそろそろお開きかなと思った時、不意に暗くなる店内の照明、そして今までまさにBGに徹していたMも大きくなります。

あぁ、この光景、知ってます。
いつも眺めているだけでしたが、よもや自分が当事者になろうとは。。。


お誕生日ケーキを頂いちゃいました。
小学生の時以来でしょうか、ロウソクの灯を吹き消しちゃいました。


あまりのことに照れくさいやら何やらでその辺りの記憶が吹っ飛んでいますが、軟派なもの(だけどちょっと憧れる)と思っていたケーキイベントがこんなに嬉しいものとは。。。まさに年甲斐もなくはしゃいだ気持ちになりました。っていうかはしゃいでたかな。

ケーキのプレートには何やら文字が書かれていた気がしますが、記憶はおぼろげ、写真は撮り忘れ。
でも幸せいっぱい、お腹いっぱいでした。

バースデイケーキ
ショコラさんから頂きました☆)

楽しいワイン会もいよいよお開きです。
最後には皆様からたくさんのプレゼントを頂きました。
大好きなボルドーワイン、またはちの名入り湯呑み、スヌーピーの文具、シガー&シガートレイ、バレエ「白鳥の湖」のDVD。
うん、なるほど。さすがに頂くものが結構しぶい。Step1の皆様&NYCのGaznak様、ありがとうございました!


今年の1月にワインスクールでお会いしたばかりの皆様にお祝いして頂けるなんて、改めてワインのもつ魅力に惹かれると共に、ワインを好きになってホントに良かったと思います。何よりワインを通してお会いしたStep1の皆様には感謝感謝感謝です!またはちは幸せ者でございます。


30年という時を共に祝ったラフィットは、皆様の温かいメッセージに全身を彩られ、今は我が家のセラーの上で第二の人生を歩み始めました。

記念ボトル


寂しそうだからもう一本くらい増やしちゃおうかな~

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またはち

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趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
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