少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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6時半起床。時差ボケを含めてかなり睡眠不足だけど、体の方はフレンチタイムに適応してきたようだ。窓を開けてボルドーエアを胸一杯吸い込むと心地良く、今日はどんな感動が待ち受けているのか自然とウキウキしてくる。


さて、花の都パリを離れてTGVで3時間半のボルドーくんだり、何をしに来たのかといえば、皆まで語る事なかれ、もちろんワインを飲んだくれお勉強しに来たわけであります。事前にBordeaux Tourist Officeが主催するメドックツアーを予約しておいたので、今日の予定はボルドーのメドックシャトー巡りでございます。


まずは、St.Jean駅からボルドー市街地へ向かう。

朝のBordeaux St.Jean駅
【改めてBordeaux St.Jean駅】

昨日ホテル探しに必死で撮り忘れてた。趣があって綺麗です。

トラム

ボルドー市街地まではトラム(路面電車みたいなもの)で行きます。St.Jeanの駅前に停留所があるのでそこから乗車。
いい加減くどいようですが、電車ってテンション上がる。特に路面電車はまたね。これは海外に限らず札幌、名古屋、大阪などで見かけるだけでも同じ。でも、やっぱり海外は格別。

8:05 Gare St.Jean駅 → Quinconces駅

トラムはガロンヌ川沿いの河岸道路と平行して走行。車内は通勤客でやや混雑気味。ガロンヌ川に映える朝日の陽光が眩しく、綺麗だった。そして地図上でしか知らなかったガロンヌ川を目の当たりにして一頻り感慨に耽る。


8:15にQuinconces駅到着。景色に見とれていたためあっという間。結構近かった。
ツアーの集合時間は9:15なので、それまで近所を散策することに。

カンコンス広場のオベリスク
【Quinconces広場に建つオベリスク】

朝日を受けて何やら神々しい雰囲気。両脇にある噴水も彫刻が凝っていて迫力がある。


ボルドーは「月の港ボルドー」として世界遺産に登録されている(実際に訪れる直前まで知らなかった)。
なるほど。パリと雰囲気は似ているけれど、こちらは情緒溢れるというか中世を思わせる街並みがず~っと続いている。

コメディ広場
【コメディ広場】

こういう歴史と文化の塊みたいな中にいると時間を忘れます。
でもツアー開始に間に合うか常に時間を気にしなくてはいけなかったので、のんびりはできず。「時間を忘れたい」が正解かな。


名も知らぬ教会
【名も知らぬ教会】

大通りよりも路地裏好きの私。迷路のような入り組んだ路地を歩いていると教会を発見。特に案内にも載っていない名も知らぬ教会だけど立派な建物だ。中に入っていいか迷うも、教会は万人に門戸を開いているはず。大きな扉を押し開けて入ってみる。

教会の中

J.S.バッハのオラトリオがどこかから聞こえてきそうな雰囲気。
誰もおらず、歩くと自分の足音しかしない。ひんやりした空気とあわせて中央の絵画と祭壇が荘厳な雰囲気を持っている。上方のステンドグラスも綺麗。このような中でなら一回くらい説教を聞いてみてもよいかも。街中にひょっこりこんな教会があるなんて素晴らしい。


教会の余韻に浸りつつ、ツアー開始時間となりました。
今回参加したのはメドックシャトー巡りツアー。メドックの3つのシャトーを訪問します。ちなみに訪問するシャトーは当日にならないとわからない。また、曜日によってツアーの内容が決まっていて、他にもグラーブやサン・テミリオン、ソーテルヌを巡るツアーもあるみたい。

ちなみに参加したツアーの案内は仏語と英語のみ。日本語の案内付きのツアーもあるみたいだけど、ちょっと高価。片言の英語すら操れない私は日本語にするべきだったかもしれないが、貧乏旅行なのでここは気合い。ワインに国境はないはず!


定刻通り9:15にツアー開始。バスで最初のシャトーへ向かいます。ツアー参加者は20名強といったところ。ほとんどが欧米人。日系人ぽい人が何名かいるけど話しているのを聞くとどうやら韓国人みたい。ガイドのおっちゃんは仏語と英語を綺麗に使い分けながらずーっと何やら話している。残念ながらほとんど意味不明。今日訪問するシャトーの名前だけは聞き取れた。


ボルドーの古い街並みを抜けると、すぐに一面のブドウ畑が広がっている。シャトーの看板(標識)もあちらこちらにあり、見知った名前も多い。
小一時間ほど走って最初のシャトーに到着。


Chateau Branaire-Ducru
【Chateau Branaire-Ducru / シャトー・ブラネール・デュクリュ】

サンジュリアンにあるメドック格付け4級です。噂通りシャトーの建物は立派でお城みたい。
早速オーナーのパトリック・マロトー氏が出てきて、畑の紹介と右岸と左岸の違いの説明(基本的なところから丁寧に説明していた、と思う)、シャトーの歴史(昔はベイシュヴェルの一部だったけどデュクリュ・ボーカイユと一緒に分断したとかなんとか)やらを小一時間語ってくれました。ほとんど意味が分からない上に立ち聞きだったので疲れた。
参考情報として2009年はブドウのできが良く、世紀のヴィンテージになるかもしれないから期待してよいとのこと。

ここで「日本人ですか?」とツアー客の一人に突然声をかけられる。驚いたことに1名日本人の方がいました。話しを聞くとどうやらLA在住の方のようで、ワインを飲むために休暇を利用してフランスに来たみたいです。
海外気分満喫のなか日本人に会うのは少し微妙な気持ちでしたが、英語を翻訳してくれたり、写真を撮ってくれたり大変助かりました。旅先での出会いに感謝です。


さて、氏のお話もみんな聞き飽きてきたぞ~、というタイミングでブドウ畑見学に移りました。

垣根仕立て
【垣根仕立てっすね】

そんなに大きな畑ではないらしいけど、一面に広がるブドウ畑は圧巻。以前に蔵王のタケダワイナリーで見たのとはやはり違う。方位は正確にわからなかったけど、多分南向きの緩やかな傾斜になっていた。

メルロでございます
【収穫直前のメルロ】

想像よりずっと低いところに実がなっていた。これだけ低ければ霜の被害とか受けちゃいますね。
許可をもらって食してみるととても甘くて美味しい。これ食用になるんじゃないの?と思うくらい。でも種が意外に大きくてとても食べづらい。これがタンニンのもとになるんですね。


Branaire-Ducruの貯蔵庫
【貯蔵庫】

ブドウ畑のすぐ横にある建屋に入って貯蔵庫を見学。赤く染まっている樽は去年以前の古樽。手前の方にある白いのが新樽。樽の香りを嗅ぐと、あま~いバニラのような、まさに樽香がしました(当然ですが)。


次は貯蔵タンクの見学へ。
丁度今日からメルロの収穫を開始するとのことで、タイミングよくブドウが運ばれてきていました。

ブドウが来たぞ~
【ブドウが来たぞ~】

選別中
【選別選別】

上段で房ごと入ってきたブドウが粒に選り分けられ、さらに下段で悪い粒を取り除いています。ブドウの香りムンムンです。

ステンレスタンクへ
【地下にあるステンレスタンクへ】

選別された粒はホースを経由して地下にあるステンレスタンクへ流し込まれていきます。このあとはマセラシオンっすね。

分析中
【成分分析?】

収穫されたブドウをなにやら検査していました。多分糖度とかを計測しているのかな?


間近でワインの製造工程を見ることができてよかった。9月下旬だからタイミング的にはそろそろかなと思ってたけどまさにドンピシャリ。ラッキーでした。


テイスティングタイム
【お待ちかねのテイスティング】

セカンドとファーストの比較試飲。どちらも飲んだことはないので楽しみ。ツアー客のみんなも心なしか笑顔に。やっぱ飲むのが一番だよね。


Chateau Duluc 2006
【Chateau Duluc 2006 / シャトー・デュリュック】
ブラネール・デュクリュのセカンド。カシス・プラム主体でかすかに樽香を感じる。やや酸味高いけれどタンニンもしっかりしている。ちょっと若い気もするけど飲み頃は近そう。


Chateau Branaire-Ducru 2006
【Chateau Branaire-Ducru 2006 / シャトー・ブラネール・デュクリュ】
セカンドと同じくカシスプラム主体の香りながら、比較すると若干強いかな。樽のニュアンスもしっかりあり、チョコレートとちょっと焦げたような香りがする。タンニンは非常にどっしりとしていて、若々しい感じ。そして長い余韻と口の中に残る複雑さがポテンシャルを感じさせます。飲み頃はまだまだ先かな。


ワインも美味しかったけど、みんな真剣な表情でテイスティングしているのがみていて楽しかった。英語が話せればどんな感想なのか聞いてみたかった。語学は大事だね。


ほろ酔い気分で次のシャトーへ。
長くなってしまったので後半へつづく。

コメント

Re: 百聞は。。。

ども!NYよりコメントありがとうございます。

まさに仰るとおり、ADVで学んだ知識が血肉になったような気分でした(相変わらず大袈裟です)。
まだまだ感動は続きますので次回の更新を乞うご期待です!
ってみなさん飽きてないですよね?いや、飽きててもいいのですが。。。

百聞は。。。

一見にしかずですね!!!授業でならった場面が実際にこうやってまたはちさんの写真で見られるのは僕も感激です。メルローのぶどうは甘いんですね。。。英語のツアーのほうがワインが各国で愛されていることも肌で伝わったのではないでしょうか。僕も是非ボルドーにいきたいです!

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またはち

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趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
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