少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口
(1999/09)
デヴィッド・W. モラー

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あえて「ビジネス」のジャンルにエントリしてみた。

先日エントリした私の最も愛する映画「STING」。その監督であるジョージ・ロイ・ヒルがこの映画をつくるきっかけ(元ネタ)となったのが本書。米国で1940年に上梓されたものだが、長らく絶版となっていて1999年に復刊したようだ。

詐欺師入門とあるが入門書にして卒業書になるのではないだろうか、と思うほど充実した内容。
1940年頃に流行していた信用詐欺について、二人組でやる小さなものから、お店を使って壮大に引っかける大掛かりなものまで、その詳細について丁寧に丁寧に教えてくれる。

詐欺というとどのようなものを思い浮かべるだろうか。私はまず振り込め詐欺を思い浮かべる。これもある意味信用詐欺の一つだ。相手を信用させてお金を振り込ませるという初歩の初歩。

では、本書にある詐欺は同じようなものなのか?これが全然違う。振り込め詐欺との決定的な違いはカモに下心があるかないかだ。

本書にみられる詐欺に引っかかるカモは、不正にお金を儲けられるという口車に乗って、まんまとひっかかる。大掛かりな詐欺というのは、銀行や警察がグルにならないと仕事が成立しないことが多い。そのため、これらの人を買収するのは当然のこと。「STING」を観ていてもそれはよくわかる。
警察が詐欺師の買収に容易く応じるのにも、被害者であるカモが必ず下心を出して、不正にお金を儲けようとして引っかかるから、という自業自得な部分があるので詐欺師に対して寛容になるというのだ。

怪盗ルパン、石川五右衛門ではないが、詐欺師は正直者から巻き上げることが出来ない。一般的に思われている正直者は引っかかりやすいという考えとは真逆だ。

本書では詐欺の手口はもちろん。仕事をしていないときの詐欺師の生活や、面白いエピソードを飽きることなく、面白く伝えてくれる。

大半の話は詐欺師の証言に基づいて書かれているが、気をつけなければならないのは、そのエピソード自体が詐欺師によって語られている時点で、読んでいる私は騙されている可能性が高いということである。

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またはち

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趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
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