少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
(2008/07)
石川 拓治NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班

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様々なブログで話題になっていることと、amazonのベストセラーで上位にいることから購入。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられた、青森県のリンゴ農家・木村秋則さんの無農薬栽培への挑戦を記した一冊。

リンゴの無農薬栽培と聞いて、そんなに難しそうな印象は受けない。リンゴは木なり果実だから害虫とか少なそうだし、遙か昔、アダムが囓った禁断の果実はリンゴだったということを考えると、農薬など無い時代から自然にあったわけである。
ところが現代のリンゴは農薬無しでは栽培できない。その理由というのが、維新後に農薬を使うようになり、今日まで使用し続けた結果、リンゴが農薬に依存するようになり、自然に対する免疫をどんどん失っていったからだという。
人の手で育てられた動物が野生に帰っても生活できないように、リンゴも農薬によって自然の状態での栽培ができなくなったのだという。
このあたり、ワインスクールで学んだブドウの性質と似ている。

ちなみに無農薬栽培を成功させる最大の要素は土にあった。テロワールが重要だったのである。無農薬栽培で育てられたリンゴの木は地中深く根を張り、他の農薬栽培の木より数倍は深いらしい。
このような木から採れるリンゴは非常に美味しいとのこと。

木村さんの造るリンゴは、その美味しさから日本中から注文が来るらしい。採れる数量も限られているので価格が高騰しそうだが、木村さんは価格を上げない。
無農薬栽培で美味しいリンゴを造って、その価格が高価になればなるほど無農薬栽培の敷居を高くしてしまう。普通のリンゴと同じ価格で無農薬栽培のリンゴが買えなければ意味は無いという。

表紙の写真を見ても分かるとおり、子供のような笑顔で愛嬌を振りまく木村さんは、純粋に美味しいリンゴを日本中に届けたいと願っている。

リンゴ造りに対するこだわりと苦悩。続けることの重要さ。そして木村さんの哲学。様々な内容が盛り込まれた素晴らしい一冊です。

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またはち

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

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