少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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中年ドクター宇宙飛行士受験奮戦記中年ドクター宇宙飛行士受験奮戦記
(2000/12)
白崎 修一

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あまりにも非現実的で夢にすら描いたことのない宇宙飛行士という職業。近年になって日本からも何人か宇宙へ行っているので(現在はISS[国際宇宙ステーション]で野口さんが活動中)、少し身近に感じるけれど、雲の上の職業というイメージは変わらず。そもそも誰がどうやって選抜しているのかも知りませんでした。

そんな宇宙飛行士試験を体験したという本書は非常に興味深く、タイトルを呼んだ瞬間にジャケ買いしてしまいました。
筆者は最終選考まで残ったメンバー8人の中の1人。残念ながら最終選考で涙をのんだのですが、そこに至るまでの経緯や各試験の内容や雰囲気、宇宙飛行士になるための条件などが、実体験を通してリアルに描かれています。

ISSという壁の外は死の世界に閉じ込められたまま、各国の人たちと何週間も過ごさなくてはならない宇宙飛行士には知識、技能、体力の他に、コミュニケーション能力や強靱な精神力が求められます。さらに、一人の人間を飛ばすためには億単位のお金が必要であり、ISSで体調を崩したからといって、では地球に戻ってきて下さい。というわけにはいかないので、すこぶる健康でなくてはならず、持病はもちろん、過去の手術跡(日常で問題なくても無重力下では問題になってしまう可能性があるため)など些細な部分までみられます。
これらを徹底的な体力試験、心理試験、身体検診によって、洗いざらい調べ上げられます。受ける方も大変ですが、受けさせる方も相当の体力が必要です。読んでいるだけで疲れるような試験ばかり。

試験の内容も面白いですが、その周囲にある受験者達の人間模様もよく描かれていて、宇宙飛行士になるということの大変さと、その崇高さみたいなものを学びました。

夢がなくては宇宙飛行士にはなれないんだと。
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金閣寺 (新潮文庫)金閣寺 (新潮文庫)
(2003/05)
三島 由紀夫

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軍服、鉢巻、割腹自殺。私の三島由紀夫に対するイメージ。小説を書いていることは知っていたけど、そんなイメージの人間に大した興味は無かった。しかし、先日知人の女性から今まで読んだ本の一番良かったという話を聞き、素直に読んでみた。
読後の感想として、まず、人に勧められたものは素直に読んでみるものだなと感じた。

まず、これは純文学というジャンルになるのかな?その類で読んだことのある小説といえば…、一つも思い浮かばない。それもそのはず、そもそも私は“きょう”を“けふ”と記述するような文書を私は受け入れない。もとい、受け入れられる力量がない。
本書も読み始めるまでは、ある意味ドキドキだったが、“きょう”だったので安心して読み進めることができた。

20頁も読んだ頃だろうか、既に私は金閣寺の世界にのめり込んでいた。どこかで感じたことのある感覚。記憶を辿るまでもなく直感的に分かる、この感覚は村上春樹だ。自分の知られざる内面を引き出すかのような、不可思議な世界。両者の世界が似ているなんていうと怒られそうな気がするけれども、心情の描写や比喩、そして身体の一部に対する執拗なまでの執着などは、どうしても被ってしまう。本書では内飜足という「足」、村上氏は「耳」(小説名を失念)。それらは共通して、まるで見てはいけないもののように扱われている。
まあ、共通点と思えば何でも取り上げられるので、殊更似ていると強調しようとは思わないけれど、序盤でそんな印象を受けてしまったがために、その後はことあるごとに比較をしてしまうという展開に。

読み終わった今となってはそんなに似ていないな、という印象です。村上氏はとても透明感のある世界(でも、『1Q84』は少し色づいていた)、対して三島氏は、曇り空の下でどぎつい赤を中心に描かれているような世界。ちょっと分かりづらい?
これは、本書の主人公が心理描写の中でさえも常に冷静な、とてもクールな人物なのだけれど、それを私自身に重ね合わせた瞬間に、とても熱いものを感じ取っているからかもしれない。

三島文学。その一端を十分に楽しませて頂きました。続けて読むと心が揺すられそうなので、隔月くらいでゆっくり読んでいきたい。
Twitterで宇宙科学関連の人を多くフォローしていると、宇宙に関わる最新の研究や情報がどんどん入ってくる。専門で研究している人もいれば、趣味で学んでいる人もいて、皆博識だ。そのツイート(Twitterでいう呟きのことね)を読んでいるだけでも十分楽しめるのだけれど、たまに気になるツイートに対して疑問を投げかけると、ちゃんと返事をくれる。こんなに嬉しいことはない。Twitterっていいな~と思う瞬間だ。そして、そんなやり取りの中で、ご紹介を頂いたのが本書。

宇宙のエンドゲーム―誕生(ビックバン)から終焉(ヒートデス)までの銀河の歴史 (ちくま学芸文庫)宇宙のエンドゲーム―誕生(ビックバン)から終焉(ヒートデス)までの銀河の歴史 (ちくま学芸文庫)
(2008/04/09)
フレッド アダムズグレッグ ラフリン

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副題にある通り、誕生(ビックバン)から終焉(ヒートデス)までの最新の研究結果について。宇宙はどのように誕生し最後はどうなってしまうのか?という疑問への回答が本書の中にある。(もちろん研究中の内容なので仮説で占められてますが)

結論からいえば、こんなにワクワクする本は少ない。高校生の時に読んだスティーブン・ホーキングの「ホーキング、宇宙を語る」以来の衝撃だ。ビッグバンで起こったこと、宇宙の途方もない広さ、そして想像を絶する長寿命などなど。宇宙の研究はここまで進んでいるのか、と驚くことばかり。読んでいくうちにどんどん動悸が激しくなっていくようでした。

専門用語も多数出てくるので理解に苦しむこともありますが、一応巻末に用語解説があるし、仮にその用語が理解できなくてもなんとなく分かる感じです。でもエントロピーや不確定性原理などが出てくるとお手上げ。これらは雰囲気で乗り切るしかない。

Amazonをみる限り文庫本しかないですけれど、単行本として持っておきたい良書です。(コレクター商品が\18,900だと?)
宇宙についての入門書としては少し難しい気もしますが、頑張って読んでも損をすることはない、宇宙の一生についてのさまざまな疑問に答えてくれる本です。こんな本を読んじゃうとどんどん宇宙が好きになってしまいます。

最後に、このような素晴らしい本を紹介して頂いた@kippis_sg (http://twitter.com/kippis_sg)さんに心より感謝申し上げます。
もう一冊紹介をして頂いたので、それを読むのも今から楽しみです。
年始にNikon D5000を買ってから丸二ヶ月が経過。御犬様撮ったり、飛行機撮ったり、ワイン会の様子を撮ったり、デジイチを存分に楽しんでいます。
ただ、飛行機を撮っているとズームが物足りなかったり、単焦点レンズに興味が湧いてきたりして、追加で3本レンズを買ってしまいました。当初キットレンズに慣れてから追加のレンズは買おうかと思っていましたが、私の性格からしていずれ買うだろうし、\5000キャッシュバックキャンペーンやってるし、モノを揃えてから楽しむのも良いではないかと、自分で自分を納得させて購入。キャッシュバックキャンペーンが2月14日までだったというのも大きいですね。Nikonさんの戦略にしっかりのせられてます。

こちらが購入したレンズ
Nikon AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)
Nikon AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX16-85GEDVR
Nikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G AFSDX35 1.8G

飛行機を撮るために300mmが欲しかった。16-85mmは半ば衝動的に購入。これで16-300mmまで漏れなくカバー。
35mm単焦点は、単焦点レンズが欲しかったのと、明るいレンズが試してみたかったのと、安かったのと、評判が良かったため。暗いところでもフラッシュ無し、ISO低め、シャッタースピード早めで撮影できるのは大きい。F1.8はすごい!


さて、レンズも買ったし、操作もある程度慣れてきました。写真も溜まってきたので記録として残しておくことに。


追いかけっこ
VR55-200mm F4-5.6G:シーンモード(ペット) 200mm F5.6 1/1250sec ISO400(オート) WBオート

必死に逃げる御犬様。D5000のシーンモードにあるペットで撮影。このモードは細かい設定のことを考えずにバシバシシャッターを切れるので便利。200mmで思いきり寄ってます。
私の腕ではコンデジでこれは撮れない。こういうのをあっさり撮れてしまうデジイチの力を思い知る。


待って~
VR70-300mm F4.5-5.6G:シーンモード(ペット) 300mm F6.3 1/1600sec ISO400(オート) WBオート

300mmでさらに寄ることができるようになりました。躍動感ある一枚とまではいえないけれどまあまあの迫力。疾走する御犬様の細かい毛まで再現されているのには驚いたものです(Webでは圧縮してしまうので分かりづらいかも)。背景のぼけっぷりも良い感じなんだけど、もう少しローアングルから撮って大きく背景を入れたいところ。


渋いでしょ?
VR55-200mm F4-5.6G:マニュアルモード 55mm F5.6 1/4000sec ISO800 WBオート

海風を受けて、やや物憂げな御犬様。背景を大きくぼかしてみたかったので試行錯誤して撮ってみました。結構お気に入り。でもちょっとぼかしすぎ?もしくはぼかすにしても背景にもうちょっと気をつかった方が良かったかな。


やっぱりジャンボ
VR55-200mm F4-5.6G:オートモード 200mm F7.1 1/1000sec ISO200(オート) WBオート

やっぱりジャンボですね。丁度旋回しているところだったので、こちらも平行して飛んでいるかのような感じで撮影できた。もうちょっと右側に被写体があればベスト。惜しい!


月とモヒカン
VR70-300mm F4.5-5.6G:マニュアルモード 300mm F5.6 1/4000sec ISO800 WB晴天

Twitterの情報で、全日空機が期間限定カラーとして昔のペインティング(モヒカンジェット)で飛んでいると知り、運航表確認して撮影に行きました。1回じゃないよ、4回もね(笑)
月の近くを通過した時の一枚。かなり微妙。縦アングルで撮れば良かったとか、もう少し飛行機が左の方が良かったとか、ピントが甘い気がするとか、300mmではこれが限界か…とか、色々な課題やら欲求が含まれた一枚なので敢えて掲載。


多摩川の空
VR18-55mm F3.5-5.6G:シーンモード(シルエット) 18mm F14 1/1600sec ISO200(オート) WBオート

最近はデジイチを携えて散歩に行ってます。この日は雲がすごく良かった。多摩川の河川敷から思い切り広角にして撮影。そのままだと太陽の光が強すぎて真っ白になってしまうので、シーンモードのシルエットで撮影。結構お気に入りの一枚。ただ、もう少しズームして太陽を上の方へ持っていった方が良い感じかな。
余談ながら、この写真をTwitterで公開したところ林信行氏から返信があり、とても嬉しかった一枚でもあります。


妖しい空
VR16-85mm F3.5-5.6G:プログラムオート 85mm F13 1/2500sec ISO800(オート) WBオート

黄昏時の妖しい空。まるで散光星雲のようです。右上の方を飛んでいる烏を大きく入れたかったのですが、そんなに都合良くはいかず。
ちなみにこの写真は同じアングルで広角からズームまで何枚か撮っていて、一番バランスが良かったものを選びました。もう少し黄金比とか考えながら撮れるようになりたいものです。何となく素人くさくて避けていたけれど、勉強のためにグリッド表示するようにしようかな。


枝垂れ梅
VR16-85mm F3.5-5.6G:プログラムオート 58mm F6.3 1/640sec ISO800(オート) WBオート

暖かくなってきましたね~、枝垂れ梅です。
お約束的なアングルですけれど、バランスはどんなもんでしょう?と意見を聞いてみたい一枚。
残念なのは、焦点が奥に向かって咲いている花に合っているところ。梢の先端の蕊が見えている花に合ってればなかなかだと思うんだけどな~。
フォーカスポイントを確認したところ、狙いは外していないので、シャッターを切る時にカメラの位置が動いてしまったのだと思います。まだまだ未熟。被写体が止まっているからといっても自分が動いていては意味がない。カメラをホールドする重要性を再認識。
そう考えるとマクロ撮影はかなりシビアな世界なんだろうな~と思いを馳せる。実は最近マクロレンズも欲しくなってきたんですよね。まあ、用途が限られすぎているので購入する予定はありませんが、気がついたら買っているかもしれない。


飽きっぽい私のこと、デジイチも宝の持ち腐れになる可能性は高かったのですが、かなり楽しんでいます。
折角のデジイチです。コンデジを持っている時とは違って、良い写真を撮ろうという思いが強いので、カメラを持っていない時でも、常にいい被写体がないか探すようになりました。おかげで通勤時の景色や電車からの景色、毎日の空の様子、ビルの廊下や内装など、今まで気にも留めなかったものが全て被写体の要素を持っているような気がして、私の眼がレンズになっているかのようです。
これは、ただ良いカメラを買ったという気持ちからきているだけではなく、一眼レフという、レンズを通して直接被写体を覗くという行為からきているのだと思います。今までインスタントカメラやコンデジしか使っていなかったので、レンズを直接覗いて被写体が見えるというのはそれだけでも衝撃的でした。(そもそも以前は一眼レフの意味すら理解していなかった)
撮影するプロセスでレンズを通してナマの画を見ることは、肉眼で見ているものを写真として留めておけるような気持ちに繋がります。コンデジでよく不満に思ったことは、自分が見ている景色と、液晶を通して見た景色に差異があることでした。一眼レフはファインダで覗いた景色がそのまま写真になります。この差は私が想像していた以上に大きいものでした。結果、日常生活の視点が大きく変わることになりました。一種のカラーバス効果ですね。

これからもバシバシ撮りまくって、より理想的な写真が撮れるように勉強しよう。
マグネシウム文明論 (PHP新書)マグネシウム文明論 (PHP新書)
(2009/12/16)
矢部 孝山路 達也

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マグネシウムは燃料になる、というのが衝撃でした。
化石燃料はいつか枯渇してしまうため、その代替エネルギーが必要になることは、何十年も前から叫ばれていました。そして数々の案が出され、いくつかは実現・実用化してきました。太陽光発電、地熱発電、風力発電、水力発電、核融合エネルギー、バイオエネルギー、メタンハイドレート…
これらはクリーンエネルギーや新資源という言葉と合わせて未来への希望にみえますが、何れも大きな課題を抱えています。実現化が難しい、というのはこれからの研究次第で何とかなるかもしれませんが、問題なのは得られるエネルギーの絶対量が少ないことや、資源が潤沢ではないこと。今と同じレベルの生活を継続しようと思うと全然足りないのですね。

そんなところに救世主の如く現れたのがマグネシウム。マグネシウムは燃料になるし、さらに燃えかすは再利用でき、再び燃料になる。もちろん、天然のマグネシウムがそのまま使用できるわけではなく、精錬しなければならない。
ここで気をつけなくてはならないのは、いくらマグネシウムが燃料になっても精錬にエネルギーを大量に使うようでは意味がない。例えば、100のエネルギーを得られるマグネシウムを、100のエネルギーで精錬しなければいけないということであれば本末転倒だ。これは再利用にもいえることで、ペットボトルを再利用するためには1本のペットボトルをつくるのと同じ石油を必要とする(らしい)。

そこで読み進めていくと感心するのは、マグネシウムの精錬を太陽光を利用したレーザーでやってしまおうというのだ。これは画期的。エネルギーは0からつくることはできないが、地球は太陽からの無尽蔵ともいえるエネルギーを得ることができる(雲などの遮蔽物が無い時に限りますが)。これを利用して精錬できれば、コストはとても安くなり、化石燃料の代替として十分使えそうだ。

そんな未来のエネルギーの話を存分に楽しませてくれる。実現化にはまだ課題が残されているため、すぐに利用できるわけではないが、近い将来マグネシウムを主力としたエネルギー社会になるかもしれない。

タイトルがやや固いため取っ付きづらいが、エネルギーというものに興味がもてます。
ラクをしないと成果は出ないラクをしないと成果は出ない
(2008/05/23)
日垣 隆

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やる気が出る!元気になる!仕事がちょっと楽しくなる!何より実践したくなる!

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と、ラクをしてみる。
大竹聡の酔人伝 そんなに飲んでど~すんの!?大竹聡の酔人伝 そんなに飲んでど~すんの!?
(2009/12/02)
大竹 聡

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ブログのタイトルそのままに、私はよく飲む方だ。
ただ、よく飲むといっても量が多いというわけではなく、コンスタントに飲むスタイル。学生の時は量を重視していましたが、働く身となってからは毎日二日酔いで昼まで寝ているような生活はできないので、必然的に量は絞らざるを得ない。
学生の時に毎日飲んでいた先輩や後輩も、今やみんなそんな感じになってきているので、これも世の常か、と思っていたけれど、この著者はそんなの関係ねぇ!とばかりに毎日のように飲んだくれています。

その飲んだくれぶりが紙面いっぱいに描かれている本書。読んでて楽しいです。
著者の傾向からビール、酎ハイがメインで、次いで日本酒、ウイスキー、ワイン、紹興酒などが続くような感じですが、村上春樹以来、久しぶりに本を読んでビールが飲みたくなりました。
やっぱり体を潤すのはビールなんだよね。キンキンに冷えたビールをジョッキで飲む旨さ、楽しさ、爽快感は、何ものも代替できない。今もビールを飲みながらエントリを書いているけれど、改めて美味しいと思う。

お酒の失敗談も何編か載っているけれど、残念ながら期待するようなとんでもない内容ではなかった。恐らく本では書けないようなことばかりなのだろうな。誰しも人に言えないような酔った時の失敗談はあると思う。そして、私もこればかりはブログで書くことはできない。
死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン (講談社+α新書)死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン (講談社+α新書)
(2008/07/18)
山本 昭彦

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いつ買ったんだっけ?気がついたら未読本の山に埋もれていた一冊。先日のシャンパーニュセミナーの影響から手に取ってみる。

本書を単なるシャンパーニュの紹介本と思うべからず(ちょっと弾言風)。タイトルにある30本の紹介は最後にあるが、それに割かれたページ数は230ページ中80ページ程度。その紹介に行き着くまでに150ページの間、シャンパーニュとは何か、ということについて書かれている。
シャンパーニュの魅力、生産方法、未亡人伝説、都市伝説、美味しい飲み方。先日のセミナーで学んだことが随所に登場し、なかなかに楽しい。格付けについての説明もちゃんとあって満足。
美味しい飲み方の章では、フルートグラス脱却のすすめ、飲み頃温度の説明があり、なんとなく常識と思っていることが覆されると共に、より美味しい飲み方が提唱されている。これはセミナーで学んだ内容とほぼ一致していた。ということは、これこそ業界の常識なんだろうな~と思う。
気になるその飲み方とは。。。本書を読んで是非確認して頂きたい!

気になる30本は「飲まずに死ぬと後悔する10本」「一生に1度は飲みたい10本」「1年に1度は飲みたい10本」に分けられている。ちょっと分かりづらいが「飲まずに死ぬと後悔する10本」が一番オススメのようで、驚いたことに私は既にその中の4本を飲んでおりました。もちろん自分で購入したことは無し(おいおい)。全てご相伴にあずかったものでした。私はワイン仲間に恵まれていると思わざるを得ない。幸せ者です。

ちなみに著者はジャック・セロスをことのほか敬愛しているようで、創設者ジャック・セロスならびに二代目アンセルム・セロスの名前が至るところに登場する。私も二度ばかり飲んだことがあり(残念ながら1回目は泥酔していたため香りの記憶すら無し。リベンジの2度目は香りと味わいをしっかり楽しめた)、非常に美味しいシャンパーニュだった。本書の影響を多分に受けていることも含めて、死ぬ前にもう一度飲みたいと思うのはジャック・セロスだな~。

ということで、タイトルだけをみるとやや軽薄な印象を受けるが、シャンパーニュの新しい側面と、美味しい側面を教えてくれる一つの参考書としてオススメできます。本書で紹介されているものを飲んだ時は、また読み返してみたい。


余談ですが、なぜタイトルは「シャンパーニュ」ではなく「シャンパン」なのか。一般受けしやすいからだと思うけど、シャンパーニュっていうのはちょっとキザなのかな。この単語だけ英語読みするのも違和感があるので、もしシャンパンというのであれば、「ブルゴーニュ」ではなく「バーガンディ」というべきではないかと、つまらないことを考えてみる。
ちなみに私は恥ずかし気もなく「シャンパーニュ」と言います。会社の人に白い目でみられても「シャンパーニュ」。シャンパンでよろしいですか?と聞かれても「シャンパーニュ」。メニューにカヴァだって書いてあるのに気がつかず「シャンパーニュ」。。。だってシャンパンってすごく安っぽい発音なので、逆に恥ずかしくて口に出せません。
しかし、よくよく考えてみると、そこまでフランス語に拘るのであれば「ワイン」のことを「ヴァン」と言わなくてはならず、自分も矛盾していることに気がつく。そしてホントにつまらないことを考えてしまったと反省する。

つまらないことついでに、ソーテルヌの極上貴腐ワイン「イケム」のことを「ディケム」と言うのも気になる。イケムの正式名称は「Chateau d'Yquem」。これは「Chateau de Yquem」がエリジオンしたもの(エリジオンについてはこちら)。もし「ディケム」と言うのであればフルで「シャトー・ディケム」と言わなくてはいけないのではないかと。シャトーを抜くのであれば「イケム」と言わなくてはならないのではないかと。ホントにホントにつまらないことを考えてしまった。
きっかけはお馴染み成毛眞氏(ブログはこちら→http://d.hatena.ne.jp/founder/)の著書。以前にも紹介した「本は10冊同時に読め」「大人げない大人になれ!」。この2冊の両方でおすすめ本?として紹介されている「モーセと一神教」。


モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)
(2003/09)
ジークムント フロイト

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2冊で紹介されてるし、読んだことの無いジャンルだからと一通り目を通してみたところ、全く意味が分からなかった。そもそもモーセって誰だっけ?ユダヤ教って何だっけ?一神教だっけ?といった感じで、読む前提条件がまるで揃っていない。。。ということで宗教のことをもっと知ろうと思い立ちました。
きっかけは本書ですが、最近海外の文化に興味を持つようになり、どうも宗教を知らずにそれらをみても理解が甘い気がしていました。絵画などの美術、建築というものは、宗教という土台の上にできているものが多い。それらを宗教的背景を意識しつつみることができれば、より一層楽しむことができるはず。。。こういう思いも勉強しようと思った一因でありました。

ちなみに私が持っていた宗教の知識はというと…
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地はエルサレム。
・それぞれ宗教に共通点はあるようだがよく知らない。
・ユダヤ教は一神教らしい(上述の本の受け売り)。タルムードが教典。
・キリスト教はイエス・キリストが神様。聖書がある。
・イスラム教は偶像崇拝しない。コーラン教典。神様はいるのかな?
・世界の戦争の原因はほとんどが宗教によるもの

これくらいかな。
仏教や儒教などについては書くの面倒くさいから割愛。


常識として知っておきたい世界の三大宗教──歴史、神、教義……その違いが手にとるようにわかる本 (KAWADE夢文庫)常識として知っておきたい世界の三大宗教──歴史、神、教義……その違いが手にとるようにわかる本 (KAWADE夢文庫)
(2005/01/18)
歴史の謎を探る会

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さて、思い立ったが吉日で早速Amazonから適当な入門書を選ぶ。とても基本的なことが書かれているので取っかかりやすかったし、それぞれの宗教の大まかな違いは分かった。さらっと勉強するならこれくらいでイイかもしれないが、残念ながらまるで物足りなかった。


世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫)世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫)
(2003/07)
井沢 元彦

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井沢元彦氏の著書は、「猿丸幻視行」「逆説の日本史」「言霊」などを高校生の頃に読んで、歴史観・人生観などに大きな影響を受けた。そんな彼が、今の私にうってつけの本を書いている。即購入。
ユダヤ、キリスト、イスラムに限らず、仏教、儒教などにまで触れていて、とても分かりやすく、内容も深かった。この本があれば世界の宗教の系譜と基本が理解できる。良書ですね。


ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)
(2006/11)
井沢 元彦

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仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫)仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫)
(2007/03)
井沢 元彦

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「世界の宗教と戦争講座」の続編として上記2冊があったので読んでみた。繰り返しになる部分や、井沢氏お得意の言霊や穢れ、怨霊の話などやや脱線するところがあるが、そんなに気にならない。井沢節の復習のような感じ。
歴史を読み解く時には、宗教と、その宗教観の中で生きている人たちの心理を考えなければならない。現代の宗教観を持ち込んだら、理解できないことだらけになったり、矛盾が生じてしまうもの。宗教の話とは関係なくても、読み応えがある。
仏教・神道・儒教については日本に関わりがあることも多く、とても楽しい。仏教に対する理解が深まる。そして上座部仏教にとても惹かれる。

儒教・神道の話で興味深いのは、聖徳太子が十七条の憲法で第一条に掲げた以下の条文について。

一に曰はく、和ぐを以て貴しとし、忤ふること無きを宗とせよ。…



聖徳太子は簡単に言うと日本に広く仏教を普及させようとした人です(乱暴すぎるか)。そのために、蘇我氏と結託して反仏教派の物部氏と争いました。そんな聖徳太子が憲法の第一条で仏教の教えについては触れずに、仏教とは直接の関係がない「和」を最も尊重せよとはいかなることなのか?
仏教の教えについては、第二条で触れられており、「篤く三宝を敬え」(三宝とは仏、教え、僧侶)、即ち仏教を尊重せよといっています。そして、第三条では「詔を承りては必ず謹め」と、天皇を尊重せよといっています。

その答えは儒教にあるのか?と思いきやそうでもない。儒教の徳目(絶対大切にしなければならない主題)は「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の八つ。「和」は含まれていません。

では第一条の、それこそいの一番に持ってきている「和」とは何なのか?

井沢氏はその答えこそ「神道」であると言っています。明治維新以降の国家神道とは違う、日本人が大事にしてきた神の道。それこそが「和」なのです。
古事記の話になりますが、大国主命が天照大神の息子に国譲りをして、出雲大社に移り住むという話がありますが、ここで驚くべきは、戦もなく話し合いによって(和を以て)国譲りしているということです。日本以外の国でこんな話あるでしょうか?神話時代から日本は和を大事にしていたのですね。
まあ、細かい解釈は誤っている可能性があるので、興味のある方は是非本書を読んで下さい。


日本史集中講義―点と点が線になる (祥伝社黄金文庫)日本史集中講義―点と点が線になる (祥伝社黄金文庫)
(2007/06)
井沢 元彦

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井沢氏の集中講座シリーズにはまってしまったため、ちょっと寄り道して日本史を復習。これも宗教と絡めてみるとまた面白い。
先入観に気をつけなければならない事例として、戦国時代はお寺の僧侶は武装していたということがあります。そして、僧侶(寺社)は通行料などと称し、いたる所に関所を設けて商人からお金を搾取していたのです。それを全てぶち壊したのが織田信長。比叡山焼き討ちなどの暴君ぶりがクローズアップされますが、兵農分離や楽市楽座など画期的な政策を打ち出していたのです。


日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))
(2004/05)
山本 七平

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これも寄り道。勢いで読んでみた。日本人ってやっぱり特殊だよね。でも十七条の憲法ができた頃から本質は変わっていないのでしょう。この特殊さゆえに宗教侵略されることもなく、自国文化(宗教)を保つことができたわけですね。本書を読むと私は紛う事なき日本教徒だと思う。


Pen ( ペン ) 2010年 3/1号 [雑誌]Pen ( ペン ) 2010年 3/1号 [雑誌]
(2010/02/15)
不明

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先日またまた成毛眞氏のブログで紹介されていた(http://d.hatena.ne.jp/founder/20100218/1266451095)のがこの本。
600円という安さもあって即購入。そして、その内容に大満足。キリスト教(カトリック、東方正教会、プロテスタント)についてとても分かりやすく、何より写真がとても多い!絵画でみる聖書の物語なんて最高です。これで600円てすごいことだと思う。紹介されたことを感謝するとともに、少しでもキリスト教に興味ある方は「買い」です。


「モーセと一神教」という一冊の本に出会ってから読んだものは以上です。まだ「モーセと一神教」は再読していないですが、次に読んだ時はどれだけ理解できるか楽しみです。でも成毛氏の書評では本書に関して、宗教云々もさることながら、メインは仮説と分析について述べられているんですけどね。

まだまだ勉強不足ですが、宗教というのは底がみえないところがあって面白い。
「人間と神」という、超次元的なものが根源にあって、それに対してみんなが真剣に考えている。これは真理への探究をずっと続けているようなもので、未完成ながら人類の叡智がここにあるのかな。神(真理)というものを掲げることによって、決して終わりのない世界を創ってしまった。古代人は罪作りな気がします。

ちょっと脱線するけれど、映画などを観ていて思うのだが、素晴らしい光景や奇蹟を目の当たりにすると、多くの人物は「Oh God」と言う。これってキリスト教なのかな?私ならそういう時は大体絶句するか大人しく涙を流すか、言葉を失うという表現の行動をとると思う。
なんで素晴らしい光景を観て「神よ…」になるのか。単なる感嘆詞なのかもしれないけど、日本教徒の私としては少し羨ましい。なんというかその言葉が持つ神秘性に逆に心を奪われるというか、私とは全然違う心境でみているのは間違いなく、何を観ているんだろうと思う。そんな言葉が自然と出てくるような自分を持ってみたい。


完全に脱線してしまったけど、何はともあれ新しいジャンルを知り、本屋で寄り道する書棚が増えた感じです。いつか興味が高じて聖書やタルムードを読む日が来るのだろうか。それはそれで楽しいか。気がついたら洗礼を受けてたりして。
最近はワイン会ばっかりで、スクールとかから離れていましたが、久しぶりにセミナーに行って参りました。
今回はシャンパーニュセミナー。シャンパーニュにはまっているわけではないけれど、先日Twitterでワイン繋がりでフォローしたwinegrooveさん(ブログはこちら)が主催されているので、これもなにかの縁と思い即決申込み。あと先日ワイン仲間となぜワイン会にシャンパーニュを持ってくることが少ないのか?ということについて考えたことがあり、その時の結論は知識が足りない、ということでした。そのため、もう少しシャンパーニュについて見識を広めたいという思いもありました。


会場に着くと、既にテイスティンググラスと講義用資料が並べられておりました。この雰囲気、久しぶりです。
講師に現れたのはワイン評論家の田中克幸氏。失礼ながら初めて知りました。ワイン雑誌を読むわけでもないので、私が知っているのワイン業界の方はADVの講師陣(それも一部)くらい。略歴を読みながら、どんな方なのかちょっと楽しみになってきました。

で、講義ははじめからかなり飛ばしてました。
このセミナーのレベルが見えないのが怖いところで、参加者の皆さんはどれくらいの知識をもっているのかがわからない。そして、田中氏は「ある程度知識を持っている方」が参加している前提で話し始められました。

実はWebで比較試飲セミナーというのを読んで、終始和やかな雰囲気で談笑しながらのんびりシャンパーニュ談義でもするのかな、と思っていましたがとんでもない。突っ込んだ質問がバシバシ飛んできます。
例えば、シャンパーニュには二種類あり、太いものと細いものがある。その二種類を決定づける要素はなにか?はい、そこのあなた!

はて?なんだっけ~?

って感じでした。常識的なものから、なるほどと思うものまで回答は色々。その詳細な回答は割愛しますが、久しぶりに「MLF」って言葉を聞きました。本格的なのでちょっと笑った。

最初は意表を突かれましたが、却ってエンジンがかかる感じで、その後の時間はとても楽しいものでした。以前に勉強した知識を総動員して、常に頭フル回転で思い出したり、考えたり。刺激的でした。

今回はグランクリュというところに焦点をあてています。シャンパーニュってブランド買いし勝ちで、グランクリュとか生産地区とかほとんど気にしないですよね。思い返すと過去に飲んだシャンパーニュを思い出しても全部ブランドと生産者の名称しか憶えていないことに気がつく。ブルゴーニュやボルドーではあんなに気にするのにシャンパーニュでは気にしないのはなぜ?
アッサンブラージュしてるからとか、味わいにそんなに違いがないという先入観があったりとか、理由は色々ありそうです。でも、シャンパーニュはグランクリュによって明確な個性があるのです!ということが分かりました。


【ワインリスト】※winegrooveさんのblogより
1)クラマン / Blanc de Blancs 2005〈Bonnaire〉
2)アヴィーズ / Cuvee des Caudalies Blanc de Blancs NV〈De Souza〉
3)オジェ / Terres de Noel Blanc de Blancs 2004〈Jean Milan〉
4)ル・メニル・シュール・オジェ / Grand Cuvee Blanc de Blancs 2004〈Robert Moncuit〉
5)アイ / Noirs d'Ay NV〈Gosset-Brabant〉
6)マイイ / Blanc de Noirs NV〈Mailly〉
7)ヴェルズネイ / Grande Reserve Blanc de Noir NV〈Jacques Rousseaux〉
8)ブジー / Blanc de Noir NV〈Benoit Lahaye〉
9)アンボネイ / Vintage Rose 2003〈Marguet〉

これは当日テイスティングしたワインリストです。1~4がブラン・ド・ブラン。5~9がブラン・ド・ノワールです。カタカナで書かれているのがグランクリュです。私はアイしか知らなかった(それはそれでセミナー以前に恥ずかしい)。

これらは畑の位置や斜面の向きによって、それぞれに明確な個性があるので、グランクリュを知ることで味わいの方向性が推測できるのです。シャンパーニュ初心者の私はそこまで明確に区別できるわけでもなく、あくまで田中氏の受け売りです。でも味わいの方向性は何となく分かりました。

お薦めはヴェルズネイ(Verzenay)とアイ(Ay)のようなので、これから購入する際には注意してみよう。といっても年間3本くらいしか買わないシャンパーニュなのでしっかり憶えておかないといけないな~。

ブラン・ド・ブランのテイスティングの後に、グラスに残っているシャンパーニュを混ぜて美味しいものをつくろうという提案があり、そんなことしてよいのか?という多少背徳信のようなものを感じながら混ぜてみると、恐ろしく不味いシャンパーニュができあがった。シャンパーニュのアッサンブラージュの割合を決める人は、神の如き舌を持つ達人ばかりらしいが、その世界が少し分かった気がする。ちなみに混ぜる順番によっても味わいが変わるのには驚いた。プライベートでは絶対できないことなので、これは楽しかった。


1時間半のセミナーもあっという間。最後は時間を延長して質問タイムがあり、色々質問が飛び交い興味深かった。
私はシャンパーニュが食前酒という先入観をもっていたので、それについて質問したら、シャンパーニュは食後酒であると言い切られた。それは宮廷料理の順番でもそうなっているそうで、確かに無根拠にシャンパーニュは食前酒と思い込んでいたことに気がつく。
シャンパーニュって結構強いお酒で、クリュッグとかペリエ・ジュエ、ジャック・セロスを飲んだ時は、果実味の凝縮感が強く、これと料理を合わせるのか?という疑問があった。それだけで飲むのが一番ではないかと考えていたので、その回答が得られた気がする。

話は逸れるけど、これはシャンパーニュにだけ言えることではなく、そもそもワインって食中酒と食後酒に明確に分かれている気がする。ワインと料理のマリアージュというのは、味を壊さない最低限のラインのことであって、そこに無遠慮に相性が良いからといって高級ワインを持ってきても、アンバランスになりがちで、ワインの印象が強すぎて料理の味が消えてしまう、極端に言えば記憶に残らないのではないだろうか。
こんなことは常識なのかもしれないけれど、最近レストランに行く機会が多くなってきたので、こういうところに興味をもって楽しみたいな、なんてことを考えました。

あと、ワインは立てて保管すべし。というお話しも興味深かった。まあ、これまた誰に教わったわけでもないけれど、セラーが横置きだから、とかシャトーのカーヴでも横置きしてるから保管は横なのかなと思っていました。当然疑問が湧くので聞いてみると、横置きでは常に液面がコルクに当たっている状態にあるため、ブショネが発生した際にコルクからワインに臭いが移ってしまうらしい。これが縦置きであればコルクと液面は離れているので、ワインがブショネから救われるということだ。
なるほど!と早速実践しようかと思いましたが、さてどうやって縦置きで保管すれば良いのだろうか。我が家の横置き専用ミニセラーでは当然縦置きなんてできない。これはセラーを横置きにするしかないな~。


※3/2訂正
上記の“ワインは立てて保管すべし”の下りを読まれた田中氏より、winegrooveさんを通してご指摘を頂きましたので、以下掲載致します。

『コルクは想像以上に弾力性が保たれるもので、十年くらい瓶を立てておいても自宅での実験によれば液面の低下はあまりない。そして、ワインとコルクが接していないから、コルクの味もワインに移らない。
コルクはワインの酸によって劣化するのではないか?という疑問があり、酸に触れていなければコルクも長持ちする気がする。以前に立てておいたワインをあけたら、コルクはブショネだったのにワインは健全だったという経験がある。

「立てておけば、ブショネにならない」というのではなく、こういう1本の経験があり、だから、立てて保存することをおすすめします』

ということでした。私の解釈が一部、というか大分誤っており誤解を招く可能性がありましたので、ブログの原文を残しつつ、上記田中氏のご指摘にて訂正させて頂きます。



久しぶりのセミナーだったので、ついつい長々と書いてしまった。
ワインを楽しく飲むのも良いけれど、定期的にこういうセミナーに参加して新しい知識を入手するのも刺激があって良いですね。折角ここまで好きなお酒なのだから少しでも美味しく飲みたいし、多くのことを知りたいですね。

いや~、勉強になりました。

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

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