少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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さ、本年も残すところあと僅か。今年一年を振り返ったりしちゃおうかなと思ってましたが、これから最後の忘年会に行かなくてはならないためタイムリミット。

来年はTwitterな一年になりそうな感じがします。「Twitter社会論」でも言及されていましたが、Twitterはキャズムを超える(超えた)のか?
世界では超えているように思いますが、日本ではまだまだという感じでしょうか。でも、SNSのような閉じた社会でもなく、ブログのようにリアルタイム性に劣るわけでもない、情報交換・情報発信ツールとしての凄まじい威力をみんなが認知して活用するようになれば、爆発的に広がると思います。
今までのネットって双方向のようで、その実一方通行という、なんとなく相手が見えないものだった気がします。その原因はタイムラグにあったのでしょうか。2chとかSNSでも結局は相手のコメントを待たなくてはいけないし、大多数の人はROMってるだけだった。
でもTwitterをやっているとレスポンス良く反応があり、双方向ということを実感します。秩序もあるし、荒らしのような行為があってもフォローしていなければ我々には見えない。不要な情報もたくさん流れていますが、欲しい情報をある程度取捨選択できるのも魅力です。
そしてよくありがちな過去のことに対する言及についても、単一のタイムラインでどんどん更新されるため、過去のことを追ってまで確認するのも億劫なので、さらっと水に流せる気もします(これがよいことか悪いことかわかりませんが)。
う~ん、書きたいことはまだまだ色々あるけれど、時間がないためここら辺で終了。


ということで本年はここまで。

来年も宜しくお願い致します。
皆様良いお年を!
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ワインを飲み始めた頃から憧れていたボルドーの五大シャトーを制覇してきました。しかも一日で。
(五大シャトーについてはこちらがわかりやすいかな→http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3001571.html

五大シャトー制覇がこんなにも早くできるとは思っていませんでしたが、Step1のUさんよりお誘いを頂き、二つ返事で参加!

それでは、まずは乾杯から…


Agrapart & Fils Blanc de Blancs Terroirs NV
【Agrapart & Fils Blanc de Blancs Terroirs NV / アグラッパール・エ・フィス】
やっぱりシャンパーニュ。休日の昼下がりに飲むシャンパーニュはなぜこんなに美味しいのか?至福という言葉が脳に溢れる。


Agrapart & Fils Coteaux Champenois Blanc de Blancs Vieilles Vignes NV
【Agrapart & Fils Coteaux Champenois Blanc de Blancs Vieilles Vignes NV / アグラッパール・エ・フィス コトー・シャンプノワ】
先ほどのシャンパーニュと同じドメーヌのコトー・シャンプノワ。初シャンプノワですね。本来は非発泡だと思いますが、微かに発泡してます。発泡のシャンパーニュでは感じられない味わいの奥深さがある。ガスが抜けたシャンパーニュというわけではなく、骨格のしっかりしている不思議な味わいでした。また飲んでみたい。


Chateau Haut-Brion 2002
【Chateau Haut-Brion 2002】
さて五大シャトーの急先鋒はグラーヴ地区から登場のオー・ブリオンです。
熟したカシス系の香りが華やかで時間が経つにつれてどんどん開いてくる。スミレの香り、スパイシーでシガーのような印象も。酸味がやや強く、あまり重々しくないブルゴーニュワインのような軽やかさもあります。


Chateau Lafite Rothschild 2002
【Chateau Lafite Rothschild 2002】
五大シャトー筆頭のラフィット。このワインを飲まずに死ぬことはできない。
ヴィンテージが若いためなかなか開かない。最初に香りをとった時はこんなものか?と疑ってしまうくらいでしたが、開いた時の爆発力はオー・ブリオンの比ではありませんでした。果実味に混じってチョコやらキノコやら獣やらが溢れてくる感じ。余韻として残る味わいも上品で素晴らしかった。まだまだ若い印象は拭いきれず、10年20年を経た時の味わいに興味大大大。


Chateau Latour 1997
【Chateau Latour 1997】
五大シャトーの中で名前がカッコイイと思う(どうでもいいことですが)。なんとなく強そうだし。そして一度みたら忘れられない印象的なエチケット。
ブショネ疑惑が持ち上がりましたが、時間の経過で落ち着いてきました。カシス・プラムの香りが印象的で、酸味はやや強め。牡蠣の殻のような独特の香りがありましたが、これはブショネ香かな~。もうちょっと力強さを求めたくなる感じでした。


Chateau Mouton Rothschild 1997
【Chateau Mouton Rothschild 1997】
未年の私にとっては極めて身近に感じられるムートンです。ちょっと酔ってきているためメモの内容もシンプルに。
カシス、プラムのような果実香が凝縮されて上ってくる感じ。ほのかな樽香がとても上品で飲みたい欲求をかき立てる。味わいはとても力強く、骨格もしっかりしていて飲んだ瞬間に思わず口の端が緩んでしまう。美味しいですね。


Chateau Margaux 1994
【Chateau Margaux 1994】
以前に'76を経験済み。ヘミングウェイが自分の娘の名前にしてしまうくらいの女王マルゴーです。
以前のと比較すると十分に若いため印象は全然違った。若々しく果実味に溢れているが、香りはやや弱め。どっしりしているというよりもやや軽やかな感じでとても飲みやすかった。味わいの複雑さと余韻の長さはさすがに一級だな、と思わせるものがあります。


Casa Lapostolle Clos Apalta 2005
【Casa Lapostolle Clos Apalta 2005 / カサ・ラポストール クロ・アパルタ】
五大シャトーの余韻に浸りつつもワイン欲旺盛な私達。飲み足りない!ということで急遽セラーから頂きました。
既に酔いが十分回っているため、写真のみのご紹介です。


Chateauneuf-du-Pape Rouge
【Chateauneuf-du-Pape Rouge "La Crau" Vieux Telegraphe / シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ ラ・クラウ ヴュー・テレグラフ】
ヴィンテージ失念。とても美味しかったという記憶のみ。


Chateau Rieussec 2003
【Chateau Rieussec 2003 / シャトーリューセック】
〆はソーテルヌで華やかに。記憶なし。


当日の様子はショコラさんのブログでも紹介されていますので、是非ご参照下さい。

そして今回のような素晴らしい会を開催して頂いたU夫妻には感謝感謝です。


五大シャトーを制覇したことで一つの目標を達成したことになりますが、飲んだことに満足するのではなく、この経験を生かして、より深く味わいを掘り下げられるようになりたいですね。そうでないと美味しいワインを飲んだという結果でしかなくなってしまう気がするので。そんな堅く考える必要は全くないのですが、深いところにある味わいを理解できるようになることが一つの目標でもあるので(無限に続く道なので達成することはないですが)、ここは兜の緒を引き締める気持ちで、今後もワインを楽しんでいきたいと思います。(何やら変な締めになってしまった)
かな~り前のワイン会です。ソムリエ、WEの二次試験お疲れワイン会をStep1の方々と開催しました。場所はRIGOLETTO SHORT HILLS Moroccan tapas and bar 中目黒(ちょっと店名長くないですか?)。日曜昼間に営業していてBYOできるお店って結構少ないので探すのが大変ですが、こちらのRigolettoグループは全店でBYO可のようです。今後利用する機会も多そうです。

当日参加した受験者は全員合格という素晴らしい結果に驚くとともに、私の知り合いで落ちたという方が一名もいないということにもさらに驚きました。Step1の方々は優秀な方ばかりだったのですね。

今回はボルドー縛りというテーマでのワイン会です。当日は激しい二日酔いのため地獄のような展開でしたが、飲んでるうちにどんどん元気になりました。そして酔いが回るのも早かった。迎え酒は危険ですね。


Egly-Ouriet
【Egly-Ouriet "Les Vignes de Vrigny" Premire Cru】
ボルドー縛りといっているそばからシャンパーニュの登場です。やっぱり乾杯はね。
ピノ・ムニエ100%の珍しいシャンパーニュ。果実味溢れる重厚な味わい。カリンのような印象が強い。


Aile d'Argent 2005
【Aile d'Argent 2005 / エール・ダルジャン】
何とムートンの白ワインです。人生初ムートンは白でした。香りはやや弱く樽は強め。アロマテック。


Chateau La Fleur de Bouard 2002
【Chateau La Fleur de Bouard 2002 / ラ・フルール・ド・ブアール】
ラランド・ド・ポムロル。メルロ好きとしては期待大。カシスを熟したような香りで樽は弱め。舌触りが滑らかでクイクイ飲める感じでした。


Chateau Trotte Vieille Premier Grand Cru Classe 2004
【Chateau Trotte Vieille Premier Grand Cru Classe 2004 / トロット・ヴィエイユ】
右岸が続きサン・テミリオンへ。カシス系の香りながら輪郭がすごくしっかりしている。


Chateau Bahans Haut-Brion 2004
【Chateau Bahans Haut-Brion 2004 / バアン・オー・ブリオン】
こちらは私の持参ワイン。格付け1級のオー・ブリオンのセカンド。メモにも脳にも記憶なし。そんなにすごい印象はなかったかな。


Goulee 2005
【Goulee 2005 / グーレ】
格付け2級のシャトー・コス・デストゥルネルの別蔵ワイン。レ・パゴド・ド・コスがセカンドなので一応別蔵ワインと呼んでおきます。こんなものがあったのですね。
2005年というヴィンテージもあって、カベルネ主体の力強い印象。香りがちょっと弱かったけど、口に含んだ時になんとなく味わい深いものがあったのでちょっと若かったかな。


Les Tourelles de Longueville 2005
【Les Tourelles de Longueville 2005 / レ・トゥレル・ド・ロングヴィル】
格付け2級のピション・ロングヴィル・コンテスト・ド・ラランドのセカンド。残念ながらメモなし記憶なし。


Chateau Guiraud 1989
【Chateau Guiraud 1989 / シャトー・ギロー】
ボルドー縛りで〆といったらやっぱりソーテルヌ。20年前のヴィンテージだけどまだまだ若い印象。でも香りの複雑さはかなりのもの。口に含んだ時の冷静な感じと広がる香りが堪らない。甘いものはほとんど口にしないけど、貴腐ワインは別格ですね。


ボルドー縛りだとどんなワイン会になるかと思ったらセカンドワインの応酬ですね。何れも美味しかったですが、やはり飲み飽きる部分もありました。ワールドワインを満遍なく、というのがやはり一番か。
ブログへ写真を貼り付ける時に500kBまで要領を落とさなくてはいけない(FC2の場合)のは非常に面倒くさい。変なツールを使って画像を縮小すると画像が崩れちゃって汚くなるので、今までPhotoShopで一つ一つ縮小をしていました。

最近更新する頻度が上がってきたのでもう少し効率化できないものかとネットで色々探してみたら便利なツールを発見しました。

【縮小専用。】
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se153674.html

縮小したい画像をまとめて放り込むだけで自動で作業してくれるので楽ちん。そして何よりファイルサイズを指定できるのがいいですね。
Twitterを始めてからめっこりブログ更新が滞っております。時間はあるのですが何となくTwitterの発言で満足してしまって。。。ということでTwilogを立ち上げました。

またはちのTwilog http://twilog.org/matahachi_d

※当ブログのエントリと違い本音丸出しなので閲覧にはご注意下さい。


左のメニューにもリンクを貼りました。
遅れ馳せながらTwitter始めました。ユーザネームはmatahachi_d(http://twitter.com/matahachi_d)です。どのように活用していこうかは検討中ですが、色々試してみたいと思います。更新はPCからがメインになると思うので、夜の更新ばかりになりそう。
さてさて、小心者の私はこの得体の知れないミニブログシステムを始める前にしっかり予習しておきました。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
(2009/11/06)
津田 大介

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Amazonのレビューで面白そうなのに当たりをつけて本書を選びました。
Twitterがどのような特性のもので、どのように利用され、どのような問題・課題を持っているのかがよく分かりました。著名人が活動のためや、知人間のコミュニケーションツールとして利用するのが主かと思っておりましたが、企業が積極的に利用しているのですね。主に自社のPRや活動の紹介などですが、サービスとして利用しているところもある。これは良いなと思ったのが、米国のジェットブルー・エアウェイズ社の活用法。
Twitterのリアルタイム性を生かして、搭乗手続きでの不明点や、到着便の遅延、サービスカウンターのスタッフがいない、などの困ったことをつぶやいた乗客に対して、Twitterでフォローするというサービスを行っているそうです。
このサービスって様々なところで活用できそうですよね。もっともジェットブルー社のように365日24時間体制というのは大変そうですが。

今後どのような展開をみせるのか楽しみではありますが、まずは自分が使ってみて、その面白さや可能性を体感してみたいと思う。リアルタイム性に一日の長があるということは、携帯電話で利用するくらいでないと分からないかもしれませんが、面白くなってくれば必然的にそういう流れになるでしょう。
何ヶ月ぶりかの暇な土曜日。御犬様の散歩ついでに前々から行ってみたかったワイン屋さんに足を運んでみた。

決して広くない店内はボトルで溢れかえっており、注意しないとボトルを倒してしまいそうだ。しかも、普通ならセラーにふんぞり返っているであろうクラスのワインが普通に置いてあるので、ドミノ倒しでも起こそうものなら寂しい年末を送るはめになること必至。

店員さん(店長さん?)が愛想良く話しかけてきてくれたので、適当に好みを言ってお薦めワインを選んでもらおうと、しばし雑談したのだけれど、この話が興味深くて面白かった。

色々話した中で驚愕だったのはワインの飲み方について。
ワインは抜栓した直後はまだ閉じているので、しばらく空気に触れさせた方が香りも味も開いてくる、というのは皆さんご存知のことと思います。では、どれくらいの時間、触れさせておけばよいのか?
ワインによっても異なるので、この質問の解は実質ないものと思われますが、大抵の方は1~3時間くらいを予想されるのではないでしょうか?私はそれくらいと思っていました。

ところが、このお店の方が言うには2,3日。ものによっては1週間はかかるとのこと。
そんな馬鹿な!ということで、以下会話を抜粋。

またはち(以下、ま):ウソでしょ?1日置いただけでも酸化が進んでワインは劣化していくのではないのでしょうか?
店員(以下、店):誰に聞いたか知らないけど少なくともワインの専門家はそんなことは言わないはず。
ま:なるほど。確かにワインの専門家の方から直接聞いたことはない。ワイン好きな方からは聞いたことがあるけれど。。。では、どのように飲むのでしょうか?
店:抜栓した直後に一口飲んでみて、翌日にまた飲んでみる。そうして何日か飲んでみれば分かるよ。
ま:至極もっともな回答ですね。翌日までの保管はどうするのですか?
店:冷蔵庫などに保管するのではなく室温で大丈夫。これは季節によるけれど。
ま:でもそれってボルドーとかの力強いワインや、ポテンシャルの高い一部のワインのことじゃないですか?
店:そんなことはないですよ。うちがブルゴーニュをメインで扱ってるのをみれば分かる通り、これはどのワインにも言えること。もちろん1000円台のワインでも。ワインは抜栓してから緩やかに良くなってきて、緩やかに劣化していくもの。デキャンタなんてものは、それを無理矢理こじ開けるものだから、本来の味からはほど遠い。ただし、劣化したワインや、品質の劣るものは開けた瞬間に落ちていくことが多い。そんなものはもちろん論外。
ま:よく分かりました。ではその2,3日目からの美味しさが際立っているワインをください。

なんて会話をしましたが、ホントに驚いてしまった。まだ試していないのでこの話がホントかどうかはわからないし、個人の好みもあるし、そこまでいくとすごく繊細な部分の話なのではないかと思ってしまう。
ま、この話の真贋は、購入したワインで年末にでも試してみたいと思う。


他にもインポーターの話や、ネゴシアンの話など興味深い話を聞かせてもらい、30分以上も話し込んでしまった。店内は暖房もなく非常に寒い。品質にこだわる店員さん曰く、大手の販売店では結局ワインの管理は十分にできないので、美味しいワインは小売りで買うのが一番。だから店内の環境を一定にするため、店全体をセラーと考えて管理しているとのこと。高価なワインが普通に置いてある理由が分かると共に、店員さんのワインに対する愛情がよく分かりました。

そして最後に一言。
頭で飲むのではなくちゃんと味わって飲まなければいけない。ワイン愛好家は飲まない人間が多く、蘊蓄ばかり語る。美味しいのが一番だよね。


なんだかんだ4本のブルゴーニュを購入しちゃいました。抜栓するのを楽しみにしたいと思う。
また、気軽に寄ってみたいお店だ。2,3日目のワインの味の感想(文句?)を言いにね。
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
(2008/10/09)
町山 智浩

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お馴染み成毛眞氏の本の紹介から購入した一冊。お世話になりっぱなしです。


これはトンデモ本の類なのだろうか?
俄には信じられないことばかりで、笑いが止まらないやら恐ろしいやら。軽薄な内容ながら読み疲れしました。書かれていることは鵜呑みにすることはできず、話2割程度に聞き流した方が良さそうだ。

タイトルにあるニューヨークの場所を知らないという事実(?)は序章でしかない。宗教、ヒッピー、ジョージ・ブッシュ…自由の国アメリカは法律を超えて自由なのだと思った。本書では全体を通してブッシュへの批判が辛辣に書き貫かれているが、在任当時に日本という国から見た時、この大統領はどのように写っていたか?改めて考えてしまう。

アメリカは世界を引っ張っていく、というイメージが2年くらい前まではあったが、サブプライムローン問題のあたりから怪しくなってきた。栄枯盛衰、この先の動きは気になるところだ。子供の頃に憧れた国でもあるので是非元気になって欲しい。

何より、あらゆる国のあらゆる人種が一堂に会すアメリカという国への興味は尽きることはない。



2009.12.23
【追記】
当エントリについて、話2割という発言は根拠のないものであるというご指摘を頂きました。(なぜか当人からのコメントを掲載できず、コメント欄には私からの返信のみ記載されています)
指摘された通り2割という数字には何の根拠もなく感覚から記載したものです。本書の内容に根拠はないのでは?という指摘をしている私自らが根拠のない発言していたということは、読み返してみても非常に恥ずかしいことであります(戒めの意味を込めてエントリの内容は敢えて変更しません)。ネットで検索すればわかることであり、それを怠っての発言は著者に対する失礼でもあり、猛省猛省です。
ご指摘を頂いたことで、自分の発言には責任を持たなければいけないと痛感しました。今後はこの経験を生かして更新していこうと思います。
貴重なご意見を頂いたこと感謝です。
僕がワイナリーをつくった理由僕がワイナリーをつくった理由
(2009/06/19)
落 希一郎

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成毛眞氏の本にて紹介されていた一冊。相変わらず成毛氏の紹介する本は外さない。
カテゴリーとしてワインとするか、ビジネスとするか、または自己啓発とするか悩んだけれど、結果的にワインに分類。正しくはビジネスになると思うが、そんなことを悩んでしまうくらい濃い内容であった。

新潟にあるワイナリー「カーブドッチ」のオーナーである落氏による、立ち上げから発展を描いた半自伝的な内容。
著作を発表されているくらいなので、現在ワイナリーは大きく発展を遂げているが、本書は単なる成功譚では終わらない。落氏が本書で訴えたいことは、生産地詐称ともとれるワインが堂々と罷り通っている、日本産ワインに対する危惧です。
海外から輸入したブドウ果汁を国内で樽またはタンクで発酵させて造ったワイン、または直接ワインの液体を輸入して瓶詰めしたワインは、国産ワインと名乗れるのが日本の現状。この事実は意外と知られていない。私も2年くらい前に何かの本で知った時には驚いたもので、それ以来スーパーなどに並んでいる国産ワインを購入することはなくなった。
日本にはフランスのAOC(原産地呼称制度)の様な法が無いため、生産地に関する記載義務などはもちろん無い(一部自治体では独自で導入する動きはあるらしい)。そのため上記のような詐欺紛いのワインが堂々と売られている。食材などは生産地表示義務(最近では農家まで記載されているものがあるほど)があるのに、ワインはなぜないのか?まぁそんな気にするほどのことではない、と考えているのが今の政府でしょう。
だからといって政府に訴えたところで、大手企業が参入していることでもあるし、問題が発生しているわけでもないので、動かすことはできないでしょう。

そこで、落氏は「日本ワイン醸造家協議会」(仮称)なるものを立ち上げ、輸入したワイン・果汁を一切使用しない純粋な国産ワインを造ろうという動きを始めるようです。これは楽しみです。国産ワインのアイデンティティが確立されることになれば、新規参入のワイナリーも多くなるかもしれません。既に落氏は後継者育成として、ワイナリー経営塾を開講し、醸造家を世に送り出している。素晴らしい活動だと思う。
次回新潟へ行く際にはカーブドッチに足を運びたいと思う。レストランもあるようなので。

ところで、上記の協議会は2009年5月立ち上げ予定のようですがググっても引っかからない。名称は何に決まったのでしょうかね?
酔って候<新装版> (文春文庫)酔って候<新装版> (文春文庫)
(2003/10/11)
司馬 遼太郎

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先日エゴサーチしてたら見つけた本。
まさか「酔って候」などという本があるとは知らなかった。しかも司馬遼太郎。内容もよく確認せず即購入。
維新前後を舞台に描いた4つの短編からなる章立てで、それぞれの話がリンクしていて、短編としても連作としても読むことができる。
時代小説は好きながら司馬氏の著書はとんと読んだ記憶がない。藤沢文学に慣れ親しんだ私には、司馬氏の淡々とした物語の運びは、やや冷たい印象を持つ。人情味があんまりないかな。文章はとても緻密で時代背景や登場人物の設定がとても細かい、さりながら難解というわけではなくとても分かりやすい。
維新に活躍した人物の人柄や数々の事件の解釈として、こういう捉え方もあるのか、という驚きと楽しさがある。
偶々ではあったが、面白い本に出会ったものだ。
「酔って候」の主役である酒徒の詩が掲載されていたので転載したいと思う。

昨は橋南に飲み、今日は橋北に酔ふ
酒有り、飲むべし、吾酔ふべし
層楼傑閣、橋側にあり
家郷万里、南洋に面す
眥(まなじり)を決すれば、空闊、碧茫茫(そらぼうぼう)
唯見る、怒濤の巌腹に触るるを
壮観却つてこの風光無し
顧みて酒を呼べば、酒すでに至る
快なるかな、痛飲放恣を極む
誰か言ふ、君子は徳行を極むと
世上解せず、酔人の意
還らんと欲すれば欄前燈なほ明らかに
橋北橋南、ことごとく絃声


山内容堂、またの名を鯨海酔候。何とも心に沁みる詩を残したものだ。
この詩を解すことのできる知はないけれど、この詩を感じる血はある。
最後の一文が良い。何とも言えずもの悲しい気持ちになってしまうのはなぜか。
私だけかな。私は誤解しているのかな?

酒を呼ぶ、酒が呼ぶ。
今宵も酔って候。
大人げない大人になれ!大人げない大人になれ!
(2009/11/20)
成毛 眞

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Amazonで売れに売れまくって売り切れ続出の本書。私が書評を書くまでもなく検索すればなんぼでも出てきます。

でも書いちゃいます。

著者の本は以前に読んだことがある。エントリを読み返してみると随分偉そうなこと書いているが、あれから2年弱の時を経た今、結論からいえば秀逸な一冊でした。「本は10冊~」を読んで以降、私は大体5冊同時に読んでいる。通勤鞄(2冊)、トイレ、ベッド、居間である。毎日5冊読んでいるわけではなく、トイレにある本などは1ヶ月近くかかってしまうけど(ちなみに置いてある本は白川静さんに学ぶ漢字は怖い)。10冊同時の著者には遠く及ばないながら、読む冊数は増えた気がするし、紹介されていた本も面白いものが多かった。
そんなわけで本書も期待していたので発売と同時に購入。
良い意味で子供みたいなビル・ゲイツ、ホリエモンの逸話を読んでいるとこちらまで楽しくなってしまう。大事なのは純粋に、そして純真に取り組み姿勢なのかな。
私が今、純粋に取り組んでいること、取り組みたいことはなんだろう。残念ながらすぐに結論は出ないのだけれど、毎日自分に問いかけてみよう。

お約束通り何冊かお薦めの本が紹介されており、早速その中から5冊ほど購入しちゃいました。
なんの根拠もない、勢いだけの衝動買いに近い買い方だけど、購入することもなさそうなジャンルの本が多く読めるし、「本は10冊~」で紹介されてた本を読んだら面白かったという実績があるので迷い無し。

仕事もだいぶ落ち着いてきたので、読書な日々が帰ってきそうです。
宇宙を知りたくなると避けて通れないのが「光」です。

あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)
(2009/09/19)
茂木 健一郎

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タイトルは裏切らない。
ホントにさわりだけ、といった感じだけど相対性理論がどういう雰囲気のものかが分かります。しかし相対性理論の前提でもある光速度不変の法則を理解するのはちょっと難しかった。
動いている人からみても止まっている人からみても光速度は変わらず一定である、ってなんのこっちゃ?光だって約30万kmという速度をもっているはずなのに、止まって観測しても時速100kmで移動しながら観測してもその速度は一定なのである。時間や空間は絶対的ではなく相対的なものであるという相対性理論にあって、光速度は絶対という不思議さ。インターネットや何やらで補足的に勉強してやっと雰囲気が分かりました。
目に見えないものを概念と理論で理解するって私にはほぼ不可能なので、本書のように例示が多いと理解するのに役立ちます。

物理って大っ嫌いだけど、こういう風に勉強できると楽しめますね。数式は「E=MC^2」しか出てこないしね。
最近ナショナルジオグラフィック ニュースにはまっている。今日の記事など、どれだけアドレナリンを分泌させてくれるんだ、というほど興奮した。

【ビッグバンから6億年後の銀河】
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009120901&expand

宇宙の年齢から考えれば131億年前の銀河の様子を観察していることになる。しかもその銀河までの距離は131億光年になるわけです。今ひとつピンとこないけど日常的な単位に直してみると、122989496143550400000000000mだぜ?
想像を絶します。


そんな現実のなかの非現実に恋い焦がれる私が最近読んだ本がこちら。

カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か? 死んだ天体というのは事実か? (サイエンス・アイ新書)カラー図解でわかるブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むのは本当か? 死んだ天体というのは事実か? (サイエンス・アイ新書)
(2009/07/16)
福江 純

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ブラックホールというものが何かということは分かるかもしれないけれど、理解することは不可能。
ブラックホールの表面には「事象の地平面」と呼ばれるところがあり、その内側に一歩でも踏み込めば、二度と戻ってくることができない面がある。その内側は光さえも出てこれないらしい。いうなれば三途の川。
ではその中になにがあると思いますか?宇宙の外側よりも気になりますよね。
そしたらね、その内側には何もないんだって。簡単な構造と特異点と呼ばれるところがあるだけ。

もうね、理解できない。でも面白すぎてついつい読み進めてしまう。
例えば、速度を上げれば上げるほど物質は短くなり、時間の経過は遅くなる。限りなく光速に近づいて移動した場合、1mのものは0.00141mになってしまうし、その速度で1年移動したとすると地球時間で707.11年も経過しちゃうんです。

この原理はたしか相対性理論に基づくものだったと思うけど、ある速度で移動している人は時間の経過が遅くなるんですよね。だから戦闘機のパイロットや宇宙飛行士などの長時間高速移動している人は時間の経過が遅いわけです。
でも、あくまで相対的な時間だから人より長く生きられるようにみえるだけで、自分という慣性系の中で過ごす時間は変わらないはずです。そう考えると長く生きるだけではなく、その密度を上げていくことが大事になってくるという教訓が含まれているような気もします(あくまで私見)。
なんて、何やら偉そうに講釈たれた内容になってしまいましたが、時間の密度と重要性、強く自分に言い聞かせてます。

こういう本を読むと色々なことが分かると共に、新しい疑問がフツフツと沸き上がってくる。やめられませんね。
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
(2000/12)
ロバート・K. レスラートム シャットマン

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「羊たちの沈黙」の影響からか異常犯罪者には天才と紙一重という印象が強い。「羊たち」はフィクションだが、それに類する人間というのは非常に興味深い。副題にもある通り殺人者たちの話しであり、決して興味本位ではいけないと思うのだが、そこをのぞきこみたい欲求というのは押さえようがないのではないか。

そんな興味から本書に手を出した私を見透かしたかのようなメッセージが扉に記されている。

怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらを見つめているのだ。 (フリードリッヒ・ニーチェ)


本書の内容自体はプロファイリングをメインとして、心理分析などそれなりに面白いが、思ったより突っ込んだ内容ではなく表面をさらったような感じ。どちらかというと、このニーチェの言葉を再認識できただけでもよかった。

怪物は誰なのか、自分であるような気がしてならない。
読み溜めてたものを少しずつ放出。

スティーブ・ジョブズ 成功を導く言葉 (青春新書INTELLIGENCE)スティーブ・ジョブズ 成功を導く言葉 (青春新書INTELLIGENCE)
(2009/06/11)
林 信行

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私の心をこんなにも揺さぶるのはスティーブ・ジョブズか村上春樹くらいか。ノンフィクション、フィクションという違いはあれど、そこから発せられる言葉は、それぞれ私に深い印象を残している。
そんなジョブズの言葉を本書では紹介しているが、興味深いのが次の言葉。

「Was George Orwell right? / ジョージ・オーウェルは正しかったのか?」

ジョージ・オーウェルとは「1984」の著者。そして本年、村上は「1Q84」を上梓した。
別に深い意味はないのだけれど、敬愛する二人がジョージ・オーウェルを鍵としているのが面白い。こうなると私も「1984」を読んでみたくなる。私は三つめの鍵となれるのか。
なんか処理してるのかな? 違う。
網掛けされた世界に浮かぶ老婦人。背もたれの木がいいアクセント。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009120802&expand


勘弁して下さい。
全てを擲ってしまいそうになるから。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009120803&expand


可愛さとか、綺麗さとか、神々しさとかいっぱい詰まってる。
でも、何よりも癒される。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009120801&expand

フランス漫遊から帰って間もない頃、ぐうたらに毎週末飲み歩いておりました。そんな折、美味しいワインを飲もうとばかりに突発的ワイン会発動。場所は青山にチベッタ。懐かしのADVのすぐ近くです。


Piper-Heidsieck Cuvee Reservee Brut
【Piper-Heidsieck Cuvee Reservee Brut】
もう恒例になりすぎて申し上げるまでもありませんが、乾杯はシャンパーニュです。
銘柄だけは知ってました。この名は一度聞いたら忘れられない。でもどちらかというと普通、PiperよりもViperの方が思い浮かびますよね。香り華やかで、口当たりもよく美味しいシャンパーニュでした。


Macon-Village Vieilles Vignes 2007 / Mommessin
【Macon-Village Vieilles Vignes 2007 / Mommessin】
ワイン会の途中ですが越中からの使者であるベント氏が帰京しているとのことで合流することに。ということでワイン1本追加することになり、選んで頂いたのがこちら。超久しぶりのMaconです。ブルゴーニュワイン会以来かな??
お味の方はしっかり失念。よくあることです。そろそろ真面目にメモ取ろう!


最後の1本は蔵出しピロシキ姫から。

Vosne-Romanee 1er Cru
【Vosne-Romanee 1er Cru "Les Rouges" 2000 / Jean Grivot】
ヴォーヌ・ロマネとはのみ山ワイン会以来です。「ロマネ」の三文字で鼻血が噴き出してきそうな感じですが、こちらのワインがまた凄かった。
赤系果実の香りは当然のことながら、アロマテックといってもよいくらい華やかな香りに溢れていて、グラスいっぱいにバラが満ちているようです。そして、湿った土やスパイシー、なめし革の香りなど、久しぶりに熟成香を堪能しました。Vosne-Romaneeがすごいのか、Jean Grivotがすごいのか、多分どちらも凄いからこんなに美味しいワインができるのでしょうね。

少人数の小さなワイン会でしたが、内容は濃く、とても楽しいワイン会でした。
ちょっと前の話になるが、大学の後輩が新潟から上京してくるということで、いっちょワインを飲むことに。GWの新潟行で色々ご厄介になったので、ここは先輩風を吹かせつつお礼の意味も込めて美味しいワインを頂きましょう。

場所はテート・ア・テート。以前、お盆に来た時に非常に美味しかったのでもう一回!


Veuve Clicquot Ponsardin Brut
【Veuve Clicquot Ponsardin Brut】
乾杯はもちろんシャンパーニュ。黄色いラベルでお馴染みですね。もちろんお初でございます。果実味が強く濃厚な感じで、スッキリ爽快系ではなく、じっくり楽しむ系です。


なんちゃらのパテ
【なんちゃらのパテ】
お料理も今回は撮っております。最近覚えたパテを選んでみました。小振りな割には中身が詰まっている感じで、結構ボリュームがあります。
ちなみにパテっていうとバンパーとか凹みのの補修を思い出すのは私だけでしょうか?地獄のヤスリがけが懐かしい。


Savigny-Les-Beaune 2006 / Domaine Chandon de Briailles
【Savigny-Les-Beaune 2006 / Domaine Chandon de Briailles】
伊勢丹で見つけてきました。ブルゴーニュの中でCP良好と勝手に考えているサヴィニーです。味は。。。忘れちゃった。


エスカルゴのなんちゃら
【エスカルゴのなんちゃら】
実は初エスカルゴ。もちろん後輩も。しかし、後輩の手前食べたいとも言い出せず、どうしようか思案し、「折角だからエスカルゴ食べようぜ」とさり気なく後輩に恩を売りつつ私欲を満たす。ええ、私は営業ですから。
いい年こいて人生の初物に舌鼓。超美味しかった~。


サンマのなんちゃらスープ
【サンマのなんちゃらスープ】
私と後輩は秋刀魚好き。学生時分、秋刀魚の時期になると毎年水産加工場へバイトへ行き、傷物を持って帰って毎日刺身にしたり、焼いたり、干したりして食べてました。あの頃日本で一番秋刀魚を食べていたのは私かもしれない。この勢いならミンククジラにも勝てるかもしれないと思いましたが、奴らは日本人が一日に消費するのと同じ量を一食で消費すると聞いて諦めました。次元が違いすぎます。
そんな余談は置いといて、サンマのスープがあると聞けば頼まずにはいられない。で、これがまた絶妙で超美味しい。秋刀魚料理は数あれど、こんなにも秋刀魚を美味しくしたものはあっただろうか。(結構あったかも知れないけど)これは新感覚的に美味しい!また食べてみたい。


Les Fils de Lagrange 2003
【Les Fils de Lagrange 2003】
メインはこちら。ラグランジュのセカンドです。伊勢丹で見つけました。
ADVの修了式で飲んだラグランジュが忘れられず、セカンドを見つけたので衝動買い。既に二人で2本空けているので酔いも絶好調。しっかり味の記憶は飛んでおります。


なんちゃらのなんちゃら
【なんちゃらのなんちゃら】
お肉だと思います。牛かな?よく写真が残っていたなと思うくらい記憶にございません。シェフ、申し訳ないです。飲み過ぎたことを後悔。前回、メインがすごく美味しかったのに記憶が無いなんて残念。無念。。。


クレープのなんちゃら
【クレープのなんちゃら】
今年に入ってから甘いものが少しずつ食べられるようになってきました。こちらのデザートは何故か記憶があり、軽く焼いたクレープと、バニラアイスのようなソースが相俟ってとても美味しかった。


ワインも3本飲んだし、十分酔ったし、テート・ア・テート2回目も期待を裏切らず楽しく美味しかった~。


帰り道、泥酔した二人は迷わずBottegaへ。
ええ、ここに来るのも何回目でしょう。帰り道にあるのがいけないんだ!という苦言を吐きつつも、この吸引力は普通ではない。そしてしっかり記憶が無い。


Chateau Cap de Mourlin 2001
【Chateau Cap de Mourlin 2001】
写真は残ってた。どうやらサンテミリオンを選んだようだ。美味しかったに違いない。
ワインを飲むようになった頃より、私には一つの目標がありました。それは、自分の生まれ年のワインを飲むこと。即ち1979ヴィンテージのワインを飲むことです。
いつかは飲みたいな~、なんて漠然とした思いでしたが、今年ワインスクールに通ってワインの世界を知り、たくさんのワイン仲間ができ、奇しくも三十路突入という、ある意味条件が揃ってしまったこともあり、誕生日に飲んじゃうことにしました。
でも、一人で飲むのも寂しいので、Step1の皆様にお声がけしてみました。遠回しに言っておりますが、要はまたはちのお祝いをしませんか?というお誘いメールを送ったという何とも恥ずかしいお話しでございます。

というわけで、先日無事に三十路を迎えた私をStep1の皆様がお祝いしてくれました。多くの方にお集まりを頂き嬉しい限りでございました。
誕生日を祝うなんて学生の時以来。久しぶりのことに嬉しいのはもちろんですが、ちょっと緊張します。裏人生では英国出身の私は標準装備であるスーツ着用で臨みました。自分と同じ年のワインを飲むのですから、そのワインへの敬意も含めてね。


会場はビストロ・ヌガ以前のワイン会で97%以上の記憶を失っていた場所です。辛うじて記憶のあるピンクの象さんに再びお会いでき、妙に懐かしく思いました。記憶無いのに不思議。

さてさて、メンバも集まってきたところで早速乾杯です。誕生日を迎えた瞬間からお酒は断っておりましたので、このワインが三十路第一号のお酒になります。
むらお氏より乾杯のシャンパーニュが振る舞われ、何かな~、と思いながら銘柄も確認せずに飲んでみる(ここら辺、地味に緊張しているのが窺えます)

おお!果実味に溢れる感じで、香りも豊かで美味しい。しかも泡がすごくきめ細かくて、舌当たりが今までのシャンパーニュと違う。何でしょうこれは??

Dom Perignon Vintage 2000
【Dom Perignon Vintage 2000】
ど~ん!!
な、なんとドン・ペリニヨンではないですか。しかもミレジメ。
銘柄も確認せずに飲んだのか~!とまずは皆様に叱咤されましたが、以前にむらお氏と誕生日にはドンペリを持っていく、と約束したことがあり、その男の約束を守るべく本日持参されたとのことでした。
はて?そんなことあったっけな~、と私の記憶が完全にロスッておりました。なんて罰当たりな男でしょう。この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。ごめんなさい。でも、すごく嬉しく、すごく美味しい初ドンペリでございました。三十路第一号の記念ワインとしてまたはち自伝(刊行未定)に書き記したいと思います。

お次は今回のワイン会を取り纏め頂きましたHさんの持ち込みワインです。

Bildstoeckle Gewurztraminer Reserve 2001 Alsace
【Bildstoeckle Gewurztraminer Reserve 2001 Alsace】
超久しぶりのゲヴェルツトラミネール。Step1の授業でテイスティングして以来ではないだろうか?
ゲヴェルツの特徴ともいえるライチ香がほんのりとあり、冷涼な気候を想像させながらも甘い印象を受ける。味わいはちょい辛口で、サラダとの相性がよかった。アルザスというとどうしてもリースリングに偏り勝ちで、滅多に口にする機会がないので、身近ながら貴重な経験でした。


お次はお店のワインリストから私が選びました。

Puligny-Montrachet Premier Cru
【Puligny-Montrachet Premier Cru "Les Folatieres" 2006 / Alain Chavy】
白をもう一本いっちゃおうということで、以前の肉食ワイン会でとても美味しかったピュリニー・モンラッシェにしました。
あまり派手に樽を使う印象はなく、落ち着いた味わいでした。まだそんなに酔ってはいませんでしたが、メモを取っていなかったのでちょっと記憶曖昧です。

Chambolle-Musigny
【Chambolle-Musigny "La Combe d'Orveaux" 2004 / Jean Grivot】
こちらもお店のワインから。赤一号はやはりブルゴーニュだなと思いワインリストを眺めていると、ジャン・グリボの名が目に入ったので選びました。まだブログにアップしていませんが、先日同じ生産者の「Vosne-Romanee 1er Cru "Les Rouges" 2000」を飲んだ時にすごく美味しかったので、他の畑も飲んでみたいと思っておりました。
ブログを読み返すとエルヴェ・シゴージョルジュ・ルーミエローラン・ルーミエジョセフ・ドルーアンと、シャンボール・ミュジニーは結構飲んでいます。ブルゴーニュではジュヴレ・シャンベルタンに次いで多いかな。
香りは果実味の裏にほのかな樽と、湿った土やトリュフを思わせる森系の香りがある。味わいは酸味高くタンニンは控えめ。複雑な印象もあり、なかなかだと思います。シャンボール・ミュジニー大使のショコラさんからも美味しいとのコメント頂き一安心。


さ、ここでいよいよ本日のメインイベントであります1979ヴィンテージワインの登場です。
ここまで銘柄を伏せておりましたが、そのワインとはこちらでございます!


Chateau Lafite Rothschild 1979
【Chateau Lafite Rothschild 1979】
すみません。当日うっかり撮り忘れてしまったので、購入した時に撮っておいた写真です。
ま、それは置いといて、30年の長期熟成をものともせずに耐えうるワインとして、そして五大シャトーの筆頭にも挙げられ、まさに三十路突入に相応しいワインとして、シャトー・ラフィットの登場です。奮発しちゃいました。
さすがにこれだけの熟成だと澱が多いため、3週間くらい前に店に持ち込んで保管をお願いし、澱を落ち着かせておきました。抜栓するまでブショネが心配でしたが、パニエに入って運ばれてきた時は、取りあえずブショネは無かったということで胸をなで下ろしました。

お色気ラフィット

グラスに注がれ、手に取って眺めてみる。写真で見てもお分かりになると思いますが、とても綺麗で、ツヤがあります。縁はややレンガ色に移行していて熟成を感じさせるも、まだまだ元気なご様子。

私が生まれる2ヶ月ほど前に収穫されたブドウで造られ、今日までボトルの中で眠っていたかと思うと、感慨深いものがあります。

香りは果実味はあまり感じられず樽香もほとんどない、なめし革、獣っぽい感じ、腐葉土など、どちらかというと熟成香のみで構成されているような印象。今まであまり取ったことのない香りに溢れていて、表現に苦しむ。しかも、まだまだ閉じているようで、どことなくポテンシャルを感じる雰囲気もあります。
味わいは酸味がやや強めで、タンニンはまる~く溶け込んじゃってる感じ。ブルゴーニュワインを思わせます。なんだか香り以上に複雑な感じで、いよいよもって表現に苦しむ。正直美味しいのか美味しくないのか判断がつかない。

実はラフィット2002を先日飲む機会があり(こちらもまだブログにアップしてません)、その時は香りといい味わいといい、飲んだ瞬間に美味しい!とはっきりと思えるものでした。美味しかったワインランキング一位のウニコの時も同様。今までに知っているワインの味、という路線の延長にちゃんとあるので、ストレートに美味しさが分かるんです。
そんな先入観から飲んだせいか、あまりにも今までのワインと差があるため、美味しい基準がどっかに飛んで行っちゃいました。

色、外観、香り、味わいの印象から最高の状態にあるのは間違いない。
私にはまだ早いのか?このレベルのワインは??

しかもこのとき、実はラフィット君はまだ眠っていたのです。
時間が経つにつれて驚くべきことに香りが強くなってきたのです。30年寝てた子を起こすのにも、やはり時間が必要だったのですね。はじめの印象で感じていたポテンシャルはここで発揮されたわけです。

で、この頃になりますと、舌が慣れたのか、脳がこれは美味しいワインという指標を作ったのか分かりませんが、この何とも表現しがたい味が美味しく感じられてきます。
この感覚を以前に経験したことがあるなと思い、よくよく考えてみると似たような経験を76年のマルゴーでしておりました。私の脳も寝ていたようでこの経験をなかなか思い出せなかった。
味の路線としてはかなり近いところにあると思う。しかし、あのマルゴーとの決定的な違いは力強さ。飲んだ後の余韻と鼻孔を抜ける香りの印象が全然違う。今この瞬間でも思い出すと香りがフィードバックしてくるかのようです。

コメントが長くなりましたが、結論として美味しいワインだった、という感じです。
またはちヴィンテージゆえに過剰評価になってしまうのはやむを得ないものの、記憶に残る素晴らしいワインでした。
ヴィンテージワインというジャンルが成立するのが分かる気がします。あれから2日経ちますが、もう一度味わってみたいという思いに囚われています(たしかマルゴーの時もこんな感じでした)。
次回、何年後かにもう一度購入して楽しもうと思います。パーカーによれば1979ラフィットの飲み頃は2010年までらしいので、マグナムボトルくらいにしないといけませんね。でも、まだまだ普通のボトルでも十分楽しめそうな感じだったな~。


メインイベントは終わってしまいましたが、そこはワイン好きなStep1の皆様のこと、まだまだワイン会は続きます。

Chateau La Pointe 1998 Pomerol
【Chateau La Pointe 1998 Pomerol】
流れ的に次のワインはボルドーだったのでどっしり系を考えましたが、ラフィットが想像以上に繊細だったので、柔らかめのボルドーということでポムロルを選択。ラフィットの後ということで、このワイン君自身かなりプレッシャーを感じていたと思います。
飲んでみると驚愕。熟成期間が30年と11年ではこうも若々しく感じるものかと感動すらしました。98ヴィンテージも十分熟成を経ていると思いますが、ラフィットの後ではまるで子供。味わいよりもその差にビックリした印象が強いです。


Gigondas 2006 / Domaine Raspail-Ay
【Gigondas 2006 / Domaine Raspail-Ay】
こちらは突発企画としてブラインドで出されました。
今までの流れを無視するかのようなチャーミングな印象と、キャンディのような香りから時期的にボジョレかと思いましたが、どうも違う。ジンファンデルかなと思うも、そんなワインがここで登場するのもちょっと変。結局分からず仕舞い。正解は写真の通り、グルナッシュでした。惜しいところまでいってたけど、もうちょっと酸味高いはず、という先入観があったのでスルーしました。でもよく考えたら酸味高いのってサンジョベーゼじゃないか。


さ、宴もたけなわといったところで最後のワインです。

Chateau Pichon Longueville Comtesse De Lalande 1990
【Chateau Pichon Longueville Comtesse De Lalande 1990】
何故このワインを選んだかというと、Hさんがこのワインをベタ褒めしていたから。ワインリストで見かけた瞬間にお願いをしてしまいました。
そろそろ脳まで酔いが到達してきたため、あまりはっきりと覚えていませんが、華やかな香りと、ドッシリとした中にもまろやかなタンニンの印象が強く残っています。美味しかったという記憶があるけれど不鮮明。ああ、また酔っ払い。


ワイン会もそろそろお開きかなと思った時、不意に暗くなる店内の照明、そして今までまさにBGに徹していたMも大きくなります。

あぁ、この光景、知ってます。
いつも眺めているだけでしたが、よもや自分が当事者になろうとは。。。


お誕生日ケーキを頂いちゃいました。
小学生の時以来でしょうか、ロウソクの灯を吹き消しちゃいました。


あまりのことに照れくさいやら何やらでその辺りの記憶が吹っ飛んでいますが、軟派なもの(だけどちょっと憧れる)と思っていたケーキイベントがこんなに嬉しいものとは。。。まさに年甲斐もなくはしゃいだ気持ちになりました。っていうかはしゃいでたかな。

ケーキのプレートには何やら文字が書かれていた気がしますが、記憶はおぼろげ、写真は撮り忘れ。
でも幸せいっぱい、お腹いっぱいでした。

バースデイケーキ
ショコラさんから頂きました☆)

楽しいワイン会もいよいよお開きです。
最後には皆様からたくさんのプレゼントを頂きました。
大好きなボルドーワイン、またはちの名入り湯呑み、スヌーピーの文具、シガー&シガートレイ、バレエ「白鳥の湖」のDVD。
うん、なるほど。さすがに頂くものが結構しぶい。Step1の皆様&NYCのGaznak様、ありがとうございました!


今年の1月にワインスクールでお会いしたばかりの皆様にお祝いして頂けるなんて、改めてワインのもつ魅力に惹かれると共に、ワインを好きになってホントに良かったと思います。何よりワインを通してお会いしたStep1の皆様には感謝感謝感謝です!またはちは幸せ者でございます。


30年という時を共に祝ったラフィットは、皆様の温かいメッセージに全身を彩られ、今は我が家のセラーの上で第二の人生を歩み始めました。

記念ボトル


寂しそうだからもう一本くらい増やしちゃおうかな~

またはち

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

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