少々お酒を聞こし召し候

大好きなワインの話題をメインに、読書や趣味に走りまくった備忘録。今宵も少々お酒を聞こし召し候。

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出先から戻る途中に被災したため自宅に戻れない状況ですが無事のご報告を。
関東以北にお住まいの皆様の安否が気遣われます。無事を願っています。
マークシートのミスもなく、ワインエキスパート一次試験通過。
二次試験を9月20日に控えることとなり、いよいよテイスティングの勉強に励まなければならない。

ということで、テイスティング精度を向上すべく、ユーロ圏へ実地研修に行って参ります。
オードブルはフィンランド。メインはイタリア。デザートはメドックマラソン。。。

マラソンはデザートっていうよりもメインだけど、やはりイタリアが楽しみなのでそちらをメインに。
試験勉強のおかげで、イタリアの全州名およびDOCG、著名DOCさらには各州の特徴まで頭に入っております。そんな蘊蓄ワイン脳でイタリア巡りをした日には・・・うふふ。

ま、美術と建築を観に行くのがメインなので、そんなにワインワインできないと思いますけど、やっぱりその州で生産されたワイン、料理に合わせたワインを楽しみたいですよね。
ピエモンテには行かないけどバローロやバルバレスコ飲みたいな~、と既に実地研修という名目は忘れつつあります。
なんで買ったのか全く覚えていない本。どこかのブログの書評に載っていたものと思われる。タイトルもあまり魅力的ではなく、出掛けになんとなく手にとってみた。時間つぶしにはなるかなとあまり気乗りせずに読んでいたら予想以上に面白く、そして自分の中にちょこっとだけ残っていた創造心を呼び戻した。

創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)
(2010/02/17)
森 博嗣

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筆者は幼年期より物作りを始め、小学生でラジオを組み立て、中学生で無線機を作って海外と交信し、大学生では飛行機を作り始め、今では自分で線路を敷設して機関車を走らせているという、オタクといってもよいくらいの物作り好き。
そんな筆者が大学で教鞭をとりながら学生をみてきながら思ったことをぶちまけたような一冊。今時の若者は~、ということが語られている部分があるが、それは決してネガティブな意見ではなく、もの作りとはどういうことか、ということを改めて考えさせられる。

余談になるが、父として子どもにはこのような姿を見せたい、という話があり、そこでは子どもと一緒にものを作ろう、子どもに物作りをしている父の姿を見せよう、というようなことが書かれている。他愛もない話ではあるが、私、30年生きてきて初めて自分の子どもが欲しいな~と思いました。
子どもは嫌いだし、うるさいだけなので今まで欲しいなんて思ったこともなかったのに、子どもと一緒に工作したい、工作している自分の姿を見て何か感じて欲しい、なんていう今までにない思いが心をよぎりました。
子どもの頃に自分で工作していた姿を思い出して、少しノスタルジックな感傷に浸っている節もありますが、自分の発想に自分自身驚いてしまいました。ま、どうでもよい話ですが。

面白かったのが終盤に語られていた著者の物作りに対する思いの話。
飛行機を作っていた頃、必死にサンドペーパーでヤスリがけをしている時にふと自分はなぜヤスリがけをしているのか疑問に思ったらしい。既に試験飛行で無事に飛んでいるし、機能も満足されている。今後、誰に見せるわけでもなくガレージに保管されるだけなのに、なぜヤスリがけをするのだろうか?と。
著者はその答えを自己満足、としていた。

以前にエントリで書いたかもしれないが、私は自己満足とはマスタベーションしかないと考えていた。
人間社会で生きているのだから人に見せたい、知ってもらいたいとか、何かしらの評価を得たいと思うのが自然だと思う。自己満足ですよ、と自慢している人をよくみかけるが、それは自己満足ではなく(自慢している時点で)、自己満足という仮面の裏で、いつかは知って欲しい、自慢したいという意志が働いているように思う。そうでなくてはそれを行うに十分な理由がなく、それを行うに足る力が湧いてこないような。。。
自分で満足してホントに満足なのかという、ある種パラドックスを抱えた自問自答に陥ったことがあり、挫折したことのある私です。

少し自己満足という言葉を極端に捉えすぎてしまっている感がありますが、筆者の誰にも見られることもなく埋もれていくものに対し、サンドペーパーをかけ続けるという姿勢をみて、少し考えを改めました。

完璧な完成を求めて無心に作業する。それだけ打ち込める何かがしたい。
日常生活においてニワトリを意識することはあまりないが、食に的を絞った場合、ニワトリを意識せずに過ごすことは非常に困難だ。たとえば鶏卵を食せずに3日でも過ごすことができるだろうか?普通の食生活を送っている限り、極度のアレルギーでもない限り、3日といわず1日でも何らかの形で摂取してしまうだろう。
そんな日常生活に空気の如く入り込んでいるニワトリについてトコトン追求した一冊。

ニワトリ 愛を独り占めにした鳥 (光文社新書)ニワトリ 愛を独り占めにした鳥 (光文社新書)
(2010/02/17)
遠藤秀紀

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日本で飼われているニワトリの数はおよそ三億五千万羽。人口の約三倍である。そのうち約二億羽が採卵鶏、一億五千万羽が肉用(いわゆるブロイラー)。ニワトリを目にする機会は少ないが、なかなかの数がこの狭い島国で飼われているものだ。
卵用鶏は年間290個の卵を産む。そして卵用鶏としての寿命は700日。生後160日目から卵を産み続け700日目には殺処分になってしまう。年間一億羽ものニワトリが殺処分にあっている。
これを読んだ瞬間はえっ!?と思ってしまう。この一文を読むだけでは動物愛護団体から即クレームが来そうな話だ。ちなみにニワトリの寿命は15年くらい。それがたった2年ちょっとで殺されてしまうのだ。殺処分となる理由は卵の質が落ちるから。なんとも言えない話だ。
他方、肉用鶏のブロイラーはわずか50日目で殺処分となり、食卓へ並ぶ鶏肉として市場に出荷される。ご、50日ですか?なんと短い寿命か。読んでいて驚愕した。その短い寿命と驚異的な成長力に。

こんなお話しから長いニワトリ話が始まるのだが、のっけから面食らうような話で驚いてしまう。
この後、ニワトリの起源、どのような配合・改良が為されてきたのか、現在のような高度に効率化されたシステムが確立されていったのか、観賞用のニワトリ、矮鶏(チャボ)、軍鶏(シャモ)、名古屋コーチン、地鶏の話、云々と約300ページの紙面、余すことなくニワトリ三昧。

ニワトリにまつわる話に一分でも興味を持った方に激しく推奨します。
う~ん。養鶏場見学に行きたくなってきた。既に私はニワトリの虜。
アホの壁 (新潮新書)アホの壁 (新潮新書)
(2010/02)
筒井 康隆

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私の如き飲んべえは、酒を飲んだ時にとってしまったアホな行動・発言は枚挙に暇がない。もちろん酒なんぞ入っていなくても会議中の発言や友人との会話、公衆の面前での行動などでもアホなことをしたな~、とよく思う。
先日なんかも食事の席で、歯に挟まった肉をついつい爪で取ろうとしているところを見られてしまい、とても気まずい思いをしてしまった。まさに百年の恋も冷める、といったシチュエーションでございました。いや、というかそもそも私に恋などしていなかったか。。。

前置きが長くなりましたが、本書では私がとってしまうような低レベルのアホな行動から、戦争を引き起こす、もしくは歴史を動かしてしまうようなアホなことまで、たくさん取り上げられている。そして、なぜそんなアホな行動をとってしまうのかについても分析されている。

アホな行動をとったときは、なぜそんなアホなことをしたのかよく分析するべきであり、そしてその分析が次のアホな行動へと繋がっていく。同じ過ちを何度も繰り返すのもアホな行動の一つではあるけれど、それはできる限り修正して、もう少し成長したアホなことをしたいものだ。どうせアホなことするならね。

このエントリをちょっと読み返してみてもアホなこと書いてるなと思う。でも、自分でアホという自覚がある限り、アホは不可避であり、これからもアホなことをしていくのはしょうがないと諦めてみる。アホなことは、狙ってアホなことをやるのではなく、結果としてアホなことをやっていた、ということになるのだから。
アホなことをしてもそうそう後悔しない図太い神経の持ち主になる。それがアホな自分との良好な付き合い方になるとのだろう。これは本書と全く関係ない結論ですが。

上記の通りアホアホ書きまくっていたら、自分で文字を打ちながらアホという言葉がゲシュタルト崩壊を起こす始末。
本当に救いようのないアホだ。
今年一番。そして、書棚に残しておきたい一冊。

サリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろサリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろ
(2010/03/09)
さかはら あつし

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本書について語る前に帯びに書かれていた文章を掲載。

小学生の頃から勉強一筋。なのに高校をビリで卒業し、共通一次試験は一五〇点。全国模試を受ければブービー賞。要するに子どもの頃からまったくイケてないぼくが、「扉を叩き続けて」四浪で京大に合格。電通に就職したものの、地下鉄サリン事件に巻き込まれて退社。それでも人生を投げることなくMBAをゲットし、さらには夢のアカデミー賞でレッドカーペットの上を歩いてしまった!


この帯を読むだけで読みたくなる。

生と死の紙一重のところを何度も行き来してきた筆者が、時には諦め、時には挫折しながらも、ただひたすらに扉を叩き続けて夢を一つ一つ実現していく物語。

正直ここで書評を書けば書くほど本書の良さを損なう気がする。読んでいる間に多くの感情が押し寄せてきて、それを文章にまとめることができない。
涙する場面も何度かあった。何気ない場面で、とても涙を誘うような場所では無かったと思うのだが、泣けてしまうのだ。泣けるのが良い本とも思わないが、筆者の心境が私の心の琴線に触れたのだろう。そして、引用される言葉の一つ一つもとても重く、考え深いものだった。

本書読んでいえることは、扉はたたき続けなければならない、ということ。何度でも戻ってでも、それを叩き続ける力がある限りは叩いていないといけないんだな。


引用も含めて心に残った言葉を残しておく。

本当にやりたいことに時間を使っていないのなら、どんなに時間を効率的に使っても、根本的に意味はないことなのですよ 『ニューヨークの24時間』(千葉敦子著)

後悔したら、後悔した場所に戻り、そこからやり直す

宗教は人に何を与えてくれるんだろうか?
簡単に言うと、宗教は食べ物と教育を与え続けてきたんだよ


理系の人々理系の人々
(2008/09/27)
よしたに

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たまには息抜きに漫画を読む。

営業職に就き、ワインを飲むようになってから文系の人と多く交流を持つようになった。教育学部出身ながら元々高専に在籍していたことのある半理系な私ですが、文系の人からは超理系として見られることが多い。
理系(工学系?)の人々を知っている私からすると、常識に近い内容なのだけれども驚かれる。驚かれるのは悪い気はしないけれど、ホンモノはこんなレベルではないということを知ってもらいたいという気持ちも強く、私の知人のマニアックな会に是非お呼びして「ね、私って普通でしょ?」と言ってみたくなったり。

ということで、文系と理系をだいぶ意識している今日この頃。目に止まった本がこれ。
腹を抱えて笑うような内容から、思わずニヤニヤしてしまうような内容まで、楽しいです。そして、やっぱり理系って似ているなと思う。うんうんと頷く場面に何度も遭遇する。
文系の人がこの本を読んだ時の感想が知りたい。
稼げる 超ソーシャルフィルタリング稼げる 超ソーシャルフィルタリング
(2010/04/21)
堀江貴文

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ホリエモンの著書を連続読み。ツイッターの影響もあってか最近身近に感じます。
100億稼ぐ超メール術』の続編、いや完結編?
『100億』のメール術にiPhoneとiPad、さらにgmailが加わったらどれだけ強力なツールになるか、ということがよく分かる。そして、この情報を制するものが先んじる時代にあって、Twitterは超強力な情報収集ツールであることもよく分かる。

gmailの効率的/効果的な活用法を学びたい人にはもってこい。本書代の1000円を払って多くの時間を買うことができようになるでしょう。
後半部分は『100億』の焼き直しのような内容だったのが少し残念だけど、前半を読むだけでも十分に価値はある。
拝金拝金
(2010/06/17)
堀江 貴文

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Twitterで話題になっていたことと、帰宅する電車で読む本が無かったため本屋で購入。

ホリエモンが小説書いたの?ということで、正直あまり文章は期待していなかった。
導入部から「うわ~」と思う感じで読み進められるか不安を覚えるが、導入部が終わる頃にはすっかりはまってしまい、水を飲むのも忘れて一気に読み切ってしまった。
小説とはいえノンフィクションに近い内容でリアリティもある。そしてホリエモンの意図通り、まさに自分を重ね合わせながら読み進めていく感じであった。

時代の寵児から一気に奈落の底まで落ちていった氏は、いま、宇宙ビジネスを進めるために邁進している。そんな常に前向きな彼をみているからこそ、この小説の面白さは引き立つのかもしれない。
Googleの正体 (マイコミ新書)Googleの正体 (マイコミ新書)
(2010/01/23)
牧野 武文

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なんで購入したのかすっかり忘れてしまった。おそらくどこかのブログ書評で見つけて勢いamazonしちゃったのでしょう。

googleを知らない人はそんなに居ないでしょう。少なくとも当ブログをのぞきに来るような方であればなおさら。
その便利なサービスは、無料で利用することができ、検索やメール、カレンダー、マップと日々利用している。そしてそれらの情報は全て把握・整理されており、プライベートな情報を当の自分以上によく知っているといっても過言ではない。

そんな便利で物知りなgoogleが暴走したらどうなるのだろう。
googleは情報を整理することで大きくなった企業。それは情報を整理するものは世界を握れる、ということも同時に意味する。

健全な企業である内は良いが、暴走した時、googleは見えない化け物となる。

Author:またはち
趣味は広く深くがモットー。でも下手の横好きばかりで全てが中途半端。。。熱しやすく冷めやすすぎ。打ち込み続けることができる趣味が欲しいところです。
最近はTwitterメインで更新をサボってます。

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